暦、歳についての話と年末のあれこれ

新年最初の葬研「碑文谷創の葬送基礎講座⑲」では 「暦」を扱った。 私としては珍しいことだが正月にちなんでの話となった。 https://souken.info/himonya19 ■暦、歳 扱った内容は 元号・年号/西暦/太陽暦=グレゴリア暦/旧暦/数え年、満年齢—年齢計算に関する法律/なぜ数え年なのか/年齢のとなえ方に関する法律」/享年、行年/法事は数えが優勢 「年」を表すのに西暦と日本では元号表記があり、暦には太陽暦と旧暦があり、「歳」には満年齢表記と数え年表記とがある。 死亡年齢は今では満年齢表記... 続きを読む

日本人の死生観と神葬祭

本日(12月16日)葬研「碑文谷創の葬送基礎講座」の18回目 日本人の死生観と神葬祭 https://souken.info/himonya18 がアップされた。 葬儀を宗派別に見ると、最近こそ減少傾向にあるものの仏式が8割を超えている。 神葬祭は2%にすぎない。 2017(平成29)年1月発表の日本消費者協会「第11回 葬儀についてのアンケート調査」によれば次のようになっている。 仏式    87.2% 神式    2.3% キリスト教 1.8% 無宗教   3.5% その他   1.8% 無回答   ... 続きを読む

どんなことを話してきたか

今回、シリーズで講義していたものが一段落したので、雑誌を終えた後の2017年以降に話してきたテーマを一覧しておく。私自身の整理という意味が大きい。 講演・講義はすべてPowerPointにしている。 ブログで一部は報告しているが、ほとんどはこれまで記載していなかったものである。 ・変わり続けるお墓と葬送のいま ・現在の「葬送」を考える ・民衆にとっての墓の変遷 ・変わるお墓と樹木葬 ・日本人の葬儀観と死別 ・火葬とそのコンテキスト ・揺れ動く日本人の死生観 ・「死体現象」とは 遺体は公衆衛生上安全か? ・... 続きを読む

人の死を看取り、弔い、葬ること

12月2日に葬研「碑文谷創の葬送基礎講座」が更新された。 テーマは「人の死を看取り、弔い、葬ること」https://souken.info/himonya17 このテーマで書くことは何度目かになる。 私にとってはメインテーマともいうべきもので、これについて触れないと、なにか忘れ物をしたような気がして落ち着かない。 そこで10回に1回とまではいかないが、このテーマにときどき立ちかえることになる。 データはいつも最新であることに気をつけている。 データがすべてでは無論ないが、データを時系列で見ることで時代が浮... 続きを読む

葬送基礎用語の解説

葬研「碑文谷創の葬送基礎講座16」が本日更新された。 今回のテーマは「葬送基礎用語の解説」 https://souken.info/himonya16 いわば「葬送用語小事典」である。 全体の構成と収録語、関連語は、以下のとおり。 今から考えるともう少し掲載語を増やしておきたかったと思うが(火葬、霊柩車、エンディングノート等)、コンパクトに今の葬送を囲む状況を知る、ということでは有用かと思う。 1.現代社会と死 ▼多死社会▼在宅死—増える老人施設死(在宅ケア/老老介護/認認介護/介護離職)▼自死(自殺)... 続きを読む