古墳から現代まで墓諸相

■またもや無謀なことをやっちまった 2月26日に日比谷カレッジで「民衆にとっての『墓』の変遷」というタイトルで90分で古代から現代までの墓の変遷について話すという、まさに無謀な試みをした。 https://hajime-himonya.com/?p=1849  学生時代、大学は異にしたが、知り合った友人が発行している会員向け月刊の新聞に依頼されて2016年に寄稿したことがあった。 またその友人から「墓について書いてくれ」という依頼があった。 字数は2,400字(400字×4枚) ちょうど大阪府の大仙陵(大... 続きを読む

告別式から見える葬儀の変遷/施設死の増加

■葬研「碑文谷創の葬送基礎講座」更新 本日(2019年7月1日)、葬研「碑文谷創の葬送基礎講座」が更新され、第7回「告別式から見える葬儀の変遷」 https://souken.info/himonya7 がアップされた。 現在の葬儀の場所の多くは斎場(葬儀会館)で行われている。 これは1980年代の中旬より始まった流れで、1990年代に大勢となった。 全国的に激しくなった斎場(葬儀会館)建設ラッシュ(それを消費者が受け入れたこと)による「斎場戦争」による。 2010年以降、斎場(葬儀会館)も葬儀の小型化を... 続きを読む

葬儀市場の分化

「葬儀市場の分化」 なんてあたりまえのことである。 なんでいまさら書いているんだ? という気分が書いている自分を憂鬱にさせていた。  おそらく高度経済成長もバブル景気も知らない40代、30代、20代の葬儀に係わる人たちにとっては自明なことのはずだ。  40代の人に 「葬儀の小型化という話を聞きますが、私たちが業界に携わった時、葬儀は小型があたりまえだし、個人化もあたりまえでした」 と言われたことを思い出していた。  この20年の間に葬儀市場はすっかり変わっているのに、それを前提に考えなければいけないのに、... 続きを読む

『HASEの金曜は聴きこみ寺』に出演中

Facebookではシェアしてお知らせしたが、群馬県太田市にある瑞岩寺の住職長谷川俊道さんの 『HASEの金曜は聴きこみ寺』 http://podcast5.kiqtas.jp/kikikomi/ に出ている。 おそらく全3回ですでに1~2回目が放送されている。 長谷川さんは坊さんとしてはさまざまな経験をされた方で、新しい動きにも敏感な方である。 Podcastも長くやっている。 私と違って滑舌が良い。 長谷川さんとは新潟の妙光寺で出会ったことをきっかけに交流が始まった。 南直哉さんの話を聴きに瑞岩寺に... 続きを読む

葬研.comで新連載開始

すっかり春だ。 といっても例年同様にまともな花見をしていない。 連日報道するテレビの画像、皆さんがアップするFacebookの素敵な写真が私の「花見」である。 報告だが、このたび インターネットのサイトで「葬儀の未来を研究するサイト」と名乗る 葬研.com で連載を開始した。 このサイトを最初に紹介を受けて見た時は驚いた。 およそ紙媒体の雑誌で私がやってきたこととは、ことごとく違ったからだ。 私たちが視点として据えたのは「葬送文化」であるが、このサイトは「葬祭ビジネス」であり、私の最も不得意とするジャンル... 続きを読む