一応更新

このところ精神的かつ体力的余裕がなかったのでブログを放置してしまいました。 きょうは90分の2コマ、本来話すべく事前に用意した資料にはほとんど触れず。最近は若い人への老人のお節介話になっています。 若い人の豊かな感性に期待しつつも、何事にも歴史があるのだということ、人と接するというのは相手の情況にもよるので、全てに通用する正しいということはなく、それを感じとる感性が大切なこと、等 そして、このところあちこちで言っている「葬儀で感動を与える」などということは考えるな、それは傲慢で、余計なことだ。具体的な死者... 続きを読む

「小梅姐さん」で時代と人生を考える

昨夜、東中野のポレポレで「小梅姐さん」を観ました。http://www.koumenehsan.com/100nen/ 私より40歳以上の歳の差、ですから戦争をまともに体験した世代です。私の死んだ父より5歳上。福岡県田川の川崎町生まれ、芸者で民謡、歌謡曲の歌手。歌手デビューは1931年のこと。戦地慰問を戦中は行い、戦後のNHK紅白歌合戦連続出場し、1992年に千葉県にて85歳にて死去。この歌手の生涯を描いたドキュメンタリー。 この映画を観て、時代と人生がクロスして生きる様を感じた。戦前の部分には私が直接知... 続きを読む

何気なく立ち寄って求めた本

日一日と秋は深まっています。このところ怒ったり、宥めたり、苦吟したり、と落ち着かない日々を送っている感じです。 自分が「書く」立場にいて倫理としているのは、他人を不当に貶めてはならない、ということです。そこで自分の眼をあっちに置いたり、こっちに置いたり、俯瞰したり、接近したり、裏に回ったりするのです。それだけで疲労して書く出口見いだせないことも少なくありません。 具体的なことは省きます。「紙は凶器にもなる」ということをいまさらながら体験させられました。悪意から出発したものは、いくらそうでないと思っても悪意... 続きを読む

秋を感じて

最初にご案内 ホームページを更新している。 https://hajime-himonya.com/ この中に「変わりつつある葬儀の課題」を書いている(「評論」)。 いまの全体像を知っていただくにはいいだろう。少し長いが読んでいただければうれしい。 また、日経BP連載も2週に1回のペースで書いている。 http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/manabi/ceremony/index.html 昔の友人が映画の券をもってきた。 かつて赤坂小梅という芸者歌手がい... 続きを読む

難波は歌舞伎町より猥雑だった

2泊3日で大阪へ行ってきた。遊びではなく所用である。 泊めていただいたのは普段はビジネスホテル程度が多い私には身分不相応なホテル、前に九州でスイートルームなるものに泊めていただいたがそれ以来の豪華なホテル。気持ちが落ち着かない。昼に簡単に腹を満たそうと思ったら、最低が2500円のサンドイッチ。ホテル外に出れば安い店はあるのだが、時間がなく、泣く泣くそのサンドイッチを食した。 2日目、私の出番前に青木新門さんが「いのちのバトンタッチ―『おくりびと』と『納棺夫日記』―」と題して講演。皆さん熱心に聴いておられた... 続きを読む