じんわりとした不安が爆発する時

本日は2020年最後の日である。 といっても暦の上での話である。 3日がかり毎朝1時間の大掃除の締め。 ■COVID-19発生から1年、コロナ禍がもたらしたもの 1年前のきょう、つまり2019年12月31日、中国武漢市当局はWHO(世界保健機関)に対し、後にCOVID-19と名づけられる新型コロナウイルス感染症の流行発生を報告した日である。 COVID-19の発生は2019年11月とも、さらには7月ともいわれる。 2020年1月末からの世界的同時流行により、世界は大きく変化し、まだ大きな流行の渦の中に... 続きを読む

葬式は必要か?—その視座を問う

■COVID-19の現況とGoogle予測 新型コロナウイルス感染症は10月中旬より第3波に入っている。 感染者(陽性確認者)数は第1波、第2波を超えた。(下図は2020年12月23日厚労省) 死亡者数も増加している。 しかし、致死率は高かった第1波を下回っている。 Google予測COVID-19感染予測(日本版) Japan:COVID-19 Public Forecasts https://datastudio.google.com/reporting/8224d512-a76e-4d38-9... 続きを読む

ワクチン接種順位から高齢化の問題を考える

■COVID-19ワクチン接種順位問題 ワクチンについて安全性はいまだ明らかとはいえないが、2021年の2月以降の接種開始が見込まれる様子になってきた。 12月10日の厚労省厚生科学審議会ワクチン分科会の資料等を見ると、おおまかな順位は、医療従事者、(社会機能維持者)⇒高齢者⇒高齢者以外の基礎疾患を有する人⇒希望する一般の人、でいずれも本人が同意した場合で強制はされない。 一般に順番が回るのは、早くて6月以降だろう。 特に優先されるのはCOVID-19の治療に直接携わっている医療施設の従事者、救急隊員、... 続きを読む

COVID-19の流行の現況と葬儀における感染・クラスターの事例

■感染の現況 COVID₌19は、2020年11月15日現在、次のような感染状況にある。 ●世界 ※COVID-19Dashboard(ジョンズ・ホプキンス大学)による。 感染者(陽性者)数(累計)54,370,186人 死亡者数(累計)     1,317,139人 感染者数で見れば ①米国   11,036,935人 ②インド  8,845,127人 ③ブラジル 5,863,093人 ④フランス 1,915,713人 ⑤ロシア  1,910,149人 死亡者数で見れば ①米国   246,214人 ②... 続きを読む

コロナ禍の社会と葬儀

最初に紹介する記事(「コロナ禍に想う 自粛と自由」を書いたのが7月25日である。今となってはかなり古い。 この原稿が掲載された新聞が刊行されたのは8月のお盆の頃であった。 この後に現況を考える。 ■コロナ禍に想う 自粛と自由 ・第一波と第二波 本原稿を書いているのは2020年7月25日。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の7月の感染者数が緊急事態宣言下の4月を上回り、第二波を迎えている。 第一波ではほとんどの経済活動が停止に追い込まれたのに比して、第二波では、多くの異論はあるもののGo Toキ... 続きを読む