安易に「孤独死」「孤立死」と言うな!―「弔い」としての葬式(2)

安易に「孤独死」「孤立死」と言うな! 死者(遺体)の尊厳と「遺体のリアルな認識」 死者(遺体)の尊厳を守る―というのは、死者(遺体)を美しく保つことだけを意味しません。 腐敗した遺体であろうと尊厳をもって扱うということです。 ※東日本大震災では葬祭業者がこの問題に直面した。 そして死者の尊厳を守るべく正面から相対し、自らの責務を尽くした。 このことはあまり報道されなかったが、きちんと記憶されるべきだと思う。 火葬と埋葬―東日本大震災の仮埋葬 https://hajime-himonya.com/?p... 続きを読む

葬式の原点は何か?―「弔い」としての葬式(1)

葬式の原点は何か 葬送の変化を決定づけたのは2008年のリーマンショックです。しかし、変化は今から20年前の1995年から始まっています。 お葬式は確かに表面的にはとても変化しています。現在進行形で変化しています。 葬祭仏教の成立期である戦国時代のお葬式、昼間に行われるようになった明治時代のお葬式、祭壇が照明で煌めいたバブル景気時のお葬式、それぞれ様相には変化があります。しかし、原点、基本には変化がないように思います。 変わっているのは死者を取り巻く環境です。環境の変化に伴い、お葬式の形態も変化してき... 続きを読む