葬送用語事典

さ〜そ

さいし(祭詞)

神道で祭で斎主が述べる言葉。一般的には「のりと」と言われる。

さいし(祭祀)

神や祖先を祭ること。「祭祀財産」とは墓、仏壇、神棚などのこと。遺産相続の際に控除される。「祭祀主宰者」とは墓などの祭祀財産を管理したり、葬儀の喪主を務めるなど祭祀を行う者。民法897条に規定がある。

さいしゅ(斎主)

神葬祭を主宰する神職のこと。「祭主」に同じ。

さいじょう(斎場)

葬儀をする場所のこと。昔は臨時に設営されたが現在では常設の建物の斎場(葬儀会館)が現れている。

さいだん(祭壇)

告別式用の装飾壇のこと。仏式で主として使用される上部が宮型、寺院建築風の装飾物は昔の葬列で用いた輿(柩を運ぶ道具)が変形したもの。現在では葬儀式の法要・礼拝のための装置という意味と死者を弔うための表現装置という意味があり、後者の比重が大きくなっている。

さかき(榊)

神事に用いる常緑樹。ツバキ科の小高木。神事の際には正面両サイドに飾られる。枝葉は玉串として使われる。

さかさびょうぶ(逆さ屏風)

枕元に屏風を逆さに立てる慣習。死者の世界は日常世界と逆と見なす考えから発生した。死者を悪霊から守る、死の異常さを示す、などと説明される。

さかさみず(逆さ水)

かつて死者に湯灌をしたとき、適温の湯をつくるのに、平常とは逆の手順、つまり盥に先に水を入れておき後から湯を注ぐ習俗。参照「湯灌」。

さんこつ(散骨)

遺骨を細かく砕きこれを墓地以外の山や海に撒く葬法のこと。法的に確定していないが「葬送を目的として節度をもって行うならば違法ではない」という法解釈が有力。「葬送を目的として」というのは「遺骨遺棄を目的としないで」という意味。また「節度をもって」とは、遺骨に対しての人々の意識(恐怖、嫌悪、尊重)などを考慮して「周辺の人々が嫌がる場所にはしない」ことと、原型を残さないように2ミリ以下程度に粉砕すること、が必要と考えられる。

さんびか(讃美歌)

プロテスタントの礼拝(れいはい)などでうたわれる歌。参照「聖歌」。

さんぼう(三宝)

仏(ブッダ)・法(ダルマ)・僧(サンガ)の3つを仏教徒は尊敬し、供養し、大切にすべきとされ、三宝と呼ばれる。

し(死)

いのちがなくなること。古代の日本人は身体から霊魂が遊離してしまうことを死と理解した。現在の人間の死は医師が行うとされている。医学的な死とは細胞にいたるまでの死ではなく有機的全体としての個体として生命活動がやんだと判断されることを言う。現在は心臓死と脳死の2種類による判定がある。参照「心臓死」「脳死」。

しあげ(仕上げ)

特に関西で葬儀後に関係者を慰労し、その費用の支払いをすること。葬儀後の会食。参照「料理」。

じいんけいだいぼち(寺院境内墓地)

宗教法人の経営する墓地で、当該の檀信徒・信者の死者祭祀のために供されている墓地。檀信徒などの死者祭祀のための施設であるから寺院の宗教施設の一部という位置づけをしている。当該宗教法人の檀信徒以外は使用できないのが原則。時として宗教法人の事業型墓地との境界線が明確でないケースも見られる。

しえ(死穢)

死の穢れのこと。古代・中世において死は恐怖の対象と見られ、死は伝染すると信じられた。死体、それと接する遺族は死穢に染まっていると考えられ、清められるべきものと考えられた。葬式に出た者が家に入るとき清めをしたり、遺族が忌中の間はこもって祭などには出ないのは清まる時間が必要との考えもあったから。現代では否定すべき観念でだが、死が家族に生活的にも精神的にも強い痛みを与えるものとして認識されたことの表現でもある。

しかばな(四華花)

白または銀紙に刻み目を入れ棒に螺旋状に巻き4本一組にして作る造花。通常は祭壇最上段の両脇に配する。釈尊が亡くなったとき、沙羅双樹林が悲しみ白変し遺体を覆ったという故事にちなむ。シカバナ、シカと呼ばれ、四花、四華、死花、四花、紙花とも書く。

しきじ(式辞)

式で述べる挨拶のうち、特に主催者側を代表して行う挨拶を言う。社葬などでは葬儀委員長が式の中心で行う挨拶のこと。同「式文」。

しきしゅ(式衆)

「職衆」とも書く。法要において導師の傍にいて助ける僧侶のこと。

しきみ(樒)

仏花といわれ、もくれん科の常緑小高木で榊と同じく香花。かつては墓に供えられた。葬儀で用いられる。末期の水で樒の葉が用いられ、枕飾りでは1本樒が用いられる。戦前は神葬祭の榊同様に祭壇の両サイドに供えられた。中部、関西、四国などでは花環の代わりに供花として樒を挿して用いる。「しきび」とも。

しきもん(式文)

同「式辞」

しごこうちょく(死後硬直)

筋肉が硬化して関節が動かなくなる現象。死後2時間くらいで顎関節に出現、順次全身に及び、6~8時間で手足に認められる。8~10時間までは筋肉に力を加えると軟らかくなるが、また硬直する。およそ20時間後が最も硬直が強い。その後、腐敗の進行とともに硬直は解けていく。

しごのしょち(死後の処置)

死の判定直後に行われる遺体に対する清浄、傷口などの処置、衛生的処置、着替え、死化粧などを言う。「清拭」とも言われ、現在では病院死が多いことから、看護婦など医療関係者の手で行われることが多い。在宅死の場合には訪問看護婦あるいは葬祭従事者が行う。

しさい(司祭)

カトリックの神父のこと。典礼を司る。

しじゅうくにち(四十九日)

仏教では死の当日を含め49日間を中陰(ちゅういん)といい、死者の弔いでは極めて重要な期間として位置づけている。死後7日おきに死者を悼む法要を行う。日数は死去した日を入れて計算する。7日めが初七日(しょなのか)、14日めが二七日(ふたなのか)、21日めが三七日(みつなのか)、28日めが四七日(よつなのか)、35日めが五七日(いつなのか)、42日めが六七日(むつなのか)、最後の49日めが七七日(しちしちひ)といい、満中陰(まんちゅういん)となる。この49日を忌中(きちゅう)といい、遺族は身を慎んで死者の弔いに専心すべきとされる。参照「中陰」。

しぜんそう(自然葬)

同「散骨」。特に葬送の自由をすすめる会が自然との共生を掲げ行う散骨のこと。

したいけんあんしょ(死体検案書)

診察していた医師がいない、あるいは犯罪死・災害死などの異常死に際して警察医(監察医)が死体を検案し発行する証明書。死亡を証明するのは死亡診断書あるいは死体検案書のいずれか。

しにげしょう(死化粧)

死後に遺体に対し顔を整え、髭そりや口紅などで化粧を施すこと。

しにしょうぞく(死装束)

一般的には遺体に対して最後に着せる服のこと。英語ではフューネラル・ドレスと言う。近年は死装束も多様化し、故人の希望や家族の希望で好みの服を纏うことが多くなっている。日本の伝統的な死装束は仏衣。経帷子を着て、脚には脚絆、手には手甲、足には白足袋に草鞋を履かせ、三途の川の渡し賃と言われる六文銭を入れた頭陀袋をかけ、頭には△の天冠(三角布)を着ける。西方浄土へ旅する修行僧の姿になぞらえた巡礼姿である。仏教徒でも真宗の門徒はこれを着用しない。

しにみず(死水)

同「末期の水」。

しのびうた(誄歌)

同「誄歌(るいか)」(神葬祭)

しのびて(しのび手)

神道の拝礼は2礼2拍手1拝であり、拍手(「かしわで」とも)のとき合格祈願などの通常の拝礼では両手を音を出して叩くが、葬儀のときには両手を合わせる寸前で止め、音を立てない拍手をする。これを「しのび手」と言う。

しはん(死斑)

心臓が停止し血流が止まると血管内の血液は下のほうに集まる。下になった部分の皮下の静脈に溜まった血液の色が皮膚をとおして見えるのが死斑。死後30分程度で点状の斑点が出現、2~3時間でこれが融合、20時間以上経過すると死斑は固定する。

じぶんそう(自分葬)

正式に概念が定まった用語ではない。自分らしい葬儀を予め企画しておき、その企画に沿った葬儀を行うこと。参照「無宗教葬」。

しぼうきじ(死亡記事)

新聞に誰某が死亡したという事実が報道された記事のこと。通常は社会的に影響力のある人が死亡したとき掲載される。地方紙では「お悔やみ欄」などの名称で、その地域で死亡した人の死亡日・死因・葬儀の日程と場所・喪主名を報じることも多い。

しぼうこうこく(死亡広告)

死亡通知を新聞の有料広告として行うもの。黒枠を用いることが多いことから「黒枠」「黒枠広告」とも言われる。

しぼうしんだんしょ(死亡診断書)

診察していた患者が死亡したことを判定した医師が発行する死亡証明書。

しぼうとどけ(死亡届)

人が死亡した時、戸籍を抹消するために死亡診断書または死体検案書をつけて市区町村役所に届け出すること。国内で死亡したときは7日以内、国外で死亡したときには3ヶ月以内に提出する。届出先は死亡者本人の本籍地、届出人の現住所地または死亡地のいずれかの市区町村。

しめいしょうこう(指名焼香)

葬儀のとき焼香する際に焼香順位に氏名を読み上げて行う方式のこと。同「呼名焼香」。

しゃそう(社葬)

企業が主催して行う葬儀。遺族が費用を負担して行う名目的社葬もある。実質的な社葬の場合、取締役会を開き社葬とすることを議決し議事録に残す。この場合社葬に要した費用は経費として認められる。但し、入院費、戒名に対するお布施、火葬料は個人が支払うべきものとされ、支払った場合は贈与となる。香典を企業が受け取った場合には雑収入に計上する。

しゅうこつ(拾骨)

「火葬」参照。火葬後に焼骨を拾い、骨壷(骨箱)に収めること。「骨上げ」「収骨」とも。

じゆうそう(自由葬)

定着した概念ではない。仏式葬儀が一般的なことから無宗教葬を選択して自由な方式で葬儀を行うこと。参照「無宗教葬」。

じゅうねん(十念)

十念称名の略。「南無阿弥陀仏」の名号を唱える念仏を10回唱えること。

じゅかい(授戒)

仏弟子とするため戒を授けること。戒を授かることを「受戒」。

しゅっかん(出棺)

火葬場に向けて柩が出立すること。

しゅばつ(修祓)

神に祈り罪・穢れ・災いなどを取り去るために行う儀のこと。「祓(はら)い」のこと。

じゅもくそう(樹木葬)

99年の岩手県が最初。雑木林の保護を目的として、雑木林全体を墓地として許可を得た。墓石や納骨室などの人工物は一切用いない。直接地面を掘り、遺骨を埋めた後、土を被せ、埋骨位置にヤマツツジなどの花木を植える。

しょうこう(焼香)

香を炊いて仏に手向けること。香は仏の食物ということで仏教の法要で仏を供養する際に用いる。死者との別れにも用いる。抹香を使う場合と線香を使う場合とがある。浄土真宗では死者の供養するためではなく自らを清めるために行うので、抹香では額にいただくことや、線香では立てることをしない。回数や本数は宗派により異なり1~3。となっている。香は仏教の専売特許ではなく、カトリックでも司祭による献香が古くからあることから、死者との告別に焼香も認められるようになった。

しょうこつ(焼骨)

火葬して焼かれた骨のこと。

しょうごん(荘厳)

仏前を整えて飾ること。

しょうじんおとし(精進落とし)

参照「料理」。かつては忌中は肉食をしないで精進した。四十九日を終えて精進料理を止めることから、四十九日を終えての会食を精進落とし(上げ、落ち)と言った。今はそれを繰り上げ葬儀後に行っているのが通例。

じょうすい(浄水)

清浄な水。仏前や霊前に供える水のこと。

じょうせん(常饌)

参照「饌」。神道で神前に供える食べ物(饌)のうち調理済みの食べ物のこと。

しょうつきめいにち(祥月命日)

年の命日(死亡日と同じ月日)のこと。

しょなのか(初七日)

亡くなった当日を加え7日目に営まれる法事。現在は葬儀終了後に繰り上げて行うことが一般化している。

しんしょく(神職)

神道における神社で神事に仕える人。「神主」「神官」とも。

しんそうさい(神葬祭)

神道における葬式のこと。

しんぞうし(心臓死)

心臓死は、 (1)呼吸の停止 (2)心拍停止 (3)瞳孔散大・対光反射消失 の3点の不可逆的停止を判断して死亡を判定。「不可逆的」とは元に戻ることがない、という意味で蘇生の可能性がないということ。

しんだいしゃ(寝台車)

通常は病人や高齢者をストレッチャに載せたまま移送できる車のことであるが、葬儀では病院等で亡くなった場合に自宅等に移送することを主たる目的とした車のこと。式場や火葬場への移送にも使える。通常の寝台車は旅客運送用なのに対して、死後用いるのは貨物運送用で、霊柩車に分類される。一般にバン型霊柩車という。

しんぷ(神父)

カトリックの聖職に対する一般的な呼称。

すいそう(水葬)

海水中に遺体を沈める葬法のこと。公海を航海中に船舶内で死亡したとき、死亡後24時間経過し、衛生的に遺体を保存できない場合、本人写真を撮影、遺髪・遺品の保管、遺体が浮き上がらない措置を講じ、相当の儀礼をもって水葬に付すことができる、と船員法で定めてある。

ずだぶくろ(頭陀袋)

参照「死装束」。本来は僧が経などを入れて首にかける布袋のこと。死者に仏衣を着せ首に頭陀袋をかける。

せいか(聖歌)

キリスト教の宗教歌。カトリックの場合は「聖歌」と言い、プロテスタントの場合は「讃美歌」と言う。

せいかさいだん(生花祭壇)

生花が主になった祭壇のこと。生花(これに草木が加わることもある)だけで祭壇を構成する場合と生花と白木祭壇とを組み合わせて使うこともある。

せいしき(清拭)

同「死後の処置」。また清拭は、死後にのみ行われるのではなく、患者などの身体を拭き清浄にすること。

せいせん(生饌)

参照「饌」。神道で神前に供える食べ物(饌)のうち洗米など未調理の食べ物のこと。

せいぜんけいやく(生前契約)

葬儀あるいは死後の処置について本人が予め内容を定め、支払い方法を定め、事業者と契約しておくこと。死後のことなので、家族が共同契約する場合を除き、遺言証書に事業者への契約どおりの内容を実行した場合に支払われる負担付遺贈、遺言執行人の指定をしておく。

せいぜんじゅんび(生前準備)

葬儀など死後のことについて生前に自分で準備すること。

せいぜんよやく(生前予約)

葬儀について生前に依頼することを事業者に本人が申し出ておくこと。事業者の提供する会員システムなどに入会する形を取るが法的拘束力はない。参照「生前契約」。

せこう(施行)

葬儀の場合、葬祭業者が請け負って葬儀を執り行うこと。祭壇・棺などの葬儀を執り行うために必要な物品の提供だけでなく、葬儀の企画・運営・進行・管理などの役務(人的サービス)を伴って行われる。かつては地域共同体が執り行っていた。

せしゅ(施主)

葬儀の運営や費用の支払いについて責任をもつ者。通常は喪主とイコールであるが、社葬などの場合には、社葬を主催する企業(の代表者)が施主となり、遺族の代表者である喪主と区別されるケースもある。また喪主が未成年の場合、あるいは高齢者の場合、施主を別に立てることもある。

せっきょう(説教)

宗教の教義や教えを説くこと。キリスト教では礼拝の中心的位置を占める。仏教では「法話」に同じ。

せん(饌)

神道で神事に供える食べ物のこと。調理をしていない洗米、塩、水などを「生饌」、調理済みの食べ物を「常饌」と言う。

ぜんやしき(前夜式)

キリスト教プロテスタントが葬儀前夜(通夜)に行う儀礼のこと。参照「棺前祈祷会」。

せんれいさい(遷霊祭)

神葬祭で通夜に遺体から御霊(みたま)を霊璽に移し留める儀のこと。

そうぎ(葬儀)

葬送儀礼の略。看取り・納棺・通夜・葬儀・告別式・火葬・納骨・四十九日などの喪、と続く、葬儀前から葬儀後に続く一連の死者を葬る作業。

ぞうきいしょく(臓器移植)

ある人の心臓、皮膚、眼球などを他の人に移植し、他の人の疾患を治療する方法のこと。生きている人の臓器を移植することを「生体移植」と言う。死後の移植については心臓死を待っては移植できない心臓や肝臓などがあり、脳死をもって移植できる手続きが臓器移植法で定められた。生前に臓器提供カードなどで本人が脳死判定、臓器提供する旨意思表示しており家族が同意した場合、法的に定められた方式で脳死判定を行い、脳死が認定されたら臓器移植が行われる。参照「脳死」。

そうぎしき(葬儀式)

死者を死後の世界(あの世)に送るために営まれる儀式。宗教的な儀礼を伴って行われることが多い。現在では告別式と同時並行的に進行する形が多い。

そうぎしゃ(葬儀社)

葬儀サービスを提供する事業者のこと。狭義には専門の事業者をいうが、広義には冠婚葬祭互助会など葬儀を取り扱う業者全般に対して使われる。

そうぐ(葬具)

一般的には葬式を行うのに用いる道具のこと。かつては葬列に用いた道具(「野道具」と言った)を指した。野道具が変形したもの、仏具に起源をもつものがある。葬具の特徴は金具は用いず、白木の木工製品か紙製品であること。葬儀は臨時の祭ということからきている。

そうけ(喪家)

死者を出した家族のこと。古くは儒教で「喪(そう)のある家」を意味し「そうか」と読んだが今は用いられることがない。西日本では「もけ」と読まれ、関東では「葬家」と書き「そうけ」と読まれることもある。

そうさいぎょうしゃ(葬祭業者)

葬儀を執り行うサービスを提供する業者のこと。

そうじょうさい(葬場祭)

神葬祭における告別式のこと。通常神社では葬儀を行わない。

そうれつ(葬列)

行列を組んで遺体を火葬場または墓地に運ぶこと。運搬機能としては霊柩車に代替され、死の告知・告別という機能としては告別式に代替された。告別式に中心の座を譲る以前には葬列は葬式のメインイベントであった。同「野辺送り」。

そくじつかえし(即日返し)

参照「返礼品」。葬儀当日にする香典返しのこと。

そくよう(粗供養)

同「会葬礼品」。

そのばがえし(その場返し)

同「即日返し」。

それいさい(祖霊祭)

神道で行う10年おきに五十年祭までの祖霊(先祖の御霊)をお祭りすること。仏教の法事に相当。

そんげんし(尊厳死)

人間の終末にあたり尊厳をもって死を迎えること。生前に尊厳死の意思表示しておく。有効な治療回復の手立てがないとき本人の生活の質を無視して延命治療するのではなく、痛み緩和の手立ては取るものの、できるだけ自然な死を選択すること。

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