家族が終末期にある時、心理状態は穏やかではいられない。毎日がふわふわして現実性がない。何かできるならいいのだが、周囲ができることは少ない。 昨日、名古屋で姉に電話したら、一時の細い、小さく震えるような声ではなく、ふだんの声だったので安心していた。「何がいい」と訊くと「二人静」だと言う。駅中のみやげものやで訊いたら、案内してくれた両口屋是清という店の「二人静」姉が言うには「口の中で溶ける」のだという。それ3個と両国屋の他の菓子に海老せんべいの「ゆかり」を添えて宅急便で頼んだ。明日1日の午後に着く予定で。 で... 続きを読む
月: 2013年10月
阿呆らしい「宇宙葬」
毎日の夕刊が「宇宙葬」について大々的に報じている。マトモか? こういうのはロマンでもなんでもない。ただ人の夢を収奪した事業じゃないか! いいかげん、こんなのを「自分らしい」なんて賛美するな。 マスコミはこんな阿呆らしい事業に報道することで手を貸している、ということを自覚する必要がある。 それは小さいかもしれないが、宇宙にゴミをばらまく行為だ。 市民運動家ももう少し自覚したほうがいい。 死者を大切にし、死者の夢を大切にすることと、こうしたばかげた事業に手を貸すことは違う。 10年以上前に「サンデー毎日」から... 続きを読む