激励は要らないのでは

原発事故の南相馬市にチェルノブイリでの支援に立ち上がった鎌田實医師、高橋卓志住職のコンビが入っている、という。多くの僧侶が持続的支援の体制に入っているという。この「持続性」が求められているのだろう。 ラジオでサザンの桑田佳祐さんが「激励の言葉に違和感がある」というようなことをポツリと言っていた。 今はどこでも「激励」が流行っている。善意であることはわかるが、ちょっと重い。 もっとさりげない共感の示し方がないのだろうか? 高齢の商店経営者が店の復興について絶望的に語るとき婚約者と携帯で最後まで話して安否を気... 続きを読む

お詫び『三訂版葬儀概論』遅延 追伸

本件についての最新情報は、6月26日更新のブログ https://hajime-himonya.com/?p=1345 をご覧ください。 まずもって執筆中の 『三訂版葬儀概論』の発行が遅延しております。 今のところ、大幅に遅延し、5月中には何とか発行にこぎつけたい、と思って拍車をかけております。 予約いただいた方、葬祭ディレクター試験の受験者、学校で教科書としてお使い予定の方、皆様に心からお詫び申し上げます。 遅延の理由は、著者である私(碑文谷創)の能力のなさがいちばんです。 加えて現在の死と葬送の状況の... 続きを読む

大震災と葬儀

毎日新聞によれば(岩手県版)http://mainichi.jp/area/iwate/news/20110418ddlk03040007000c.html 東日本大震災:23人の合同葬儀、遺族ら1000人参列--野田 /岩手  野田村の村立野田小学校体育館で17日、東日本大震災で亡くなった村民23人の合同葬儀が営まれた。祭壇には遺骨を納めた箱が置かれ、遺族をはじめ約1000人の参列者が犠牲者の冥福を祈った。  小田祐士村長が「村民が安心して暮らせる村にすることが亡くなった方に報いる道になる」と弔辞を朗... 続きを読む

福島第1原発の10キロ圏内に

福島第1原子力発電所の事故の危険度は最高のレベル7となっていることは保安院が4月12日に発表した。 だが、発表前の3月末日段階で、安全委員会も保安院も既にレベル7に達した、との見解をもっていたようだ。保安院はチェルノブイリの10分の1であることを強調しているが、危険性が緩和されているわけではない。次の見通しを得るまで、1カ月はかかるだろう、とのこと。20キロ圏内は立入禁止区域となっている。地震にも津波にも大きな被害に遭わなかった圏内の住民は、早期の立ち入りを願っているが、一時立ち入りを認める方向のようだが... 続きを読む

行方不明者数はわからない

4月5日の18時45分のNHKのニュースが次のように報じたのは2日前だ。だが、どうにも書けなかった。2日遅れだが。 東日本大震災の行方不明者について、警察庁は、現時点で1万5000人余りと発表していますが、役場自体が大きな被害を受けるなどした宮城県の南三陸町など5つの市と町については、現時点でも行方不明者の人数をまったく集計できていないことが分かりました。今後、集計が進むと行方不明者の数はさらに増えるおそれがあります。 今回の大震災で警察庁が発表している行方不明者は、5日午後4時の時点で、6つの県で1万5... 続きを読む