公開シンポジウム「新型コロナウイルスが葬儀関係者に与えた影響とは」

公開シンポジウムのご案内
新型コロナウイルスが葬儀関係者に与えた影響とは
日本葬送文化学会

■概要

テーマ「新型コロナウイルスが葬儀関係者に与えた影響とは」

日時2024年1月20日(土)13時半開場、14時~17時 

会場名古屋学院大学名古屋キャンパスしろとり希(のぞみ)館
4階406教室

(名古屋市熱田区熱田西町 1 番 25 号)
参加料:無料(どなたも参加できます)

■シンポジウム発題者および発題内容

・玉川貴子さん(シンポジウム実行委員長。名古屋学院大学現代社会学部准教授)
「コロナ禍での葬儀に対する消費者の意識:日本消費者協会アンケートの自由記述分析」
(日本消費者協会が行っているアンケート調査で、コロナ禍での葬儀について書かれたものをピックアップし、葬儀に対する意識の変化について探っていきたい)

・加藤久智さん(ほくせい 三重県桑名市。全葬連副会長)
「新型コロナウイルスの対応について~その時葬儀の現場で何が起こっていたか~」
(全葬連の中で、新型コロナウイルスの対応についてどのような経緯で対面できないような葬儀の方法になっていったのか。その後の厚生労働省及び経済産業省の通達で現場での対応混乱の経緯などについてお伝えしたい)

・辻本耐さん(南山大学社会倫理研究所)
「僧侶(お寺)側からみた新型コロナウイルスの影響」
(僧侶の立場からコロナ禍で直面した葬儀儀礼の変化について報告し、ポストコロナ時代における故人の弔い方について考えてみたい)

 ■開催主旨

新型コロナウイルス感染症は2020年より2023年上半期まで3年以上にわたり全世界で猛威をふるい、全世界で感染者6億8千万人以上、死亡者680万人以上、日本国内でも感染者2千万人を超え、死亡者6万人以上におよびました。(全世界は2023年3月時点 WHO、日本は2023年5月時点 厚労省)

これが葬儀の世界にもたらした影響ははなはだしく、全世界において火葬が間に合わず棺が積み上げられたり、葬儀がほとんど行われなかったり、行われても葬儀会葬者数の大幅な制限等がありました。

日本でも病院や施設での臨死者の看取りが大幅に制限され、初期においては罹患者の遺体に家族すら近づけない、火葬場での立ち合いにおいても制限が広く、長期におよびました。患者でない遺体の葬儀も大きく影響を受け、葬儀参加者数に大幅な制限が加えられ、直葬や一日葬の増加、都会に住む家族の帰郷拒否等の現象が発生しました。

今回のシンポジウムでは、このコロナ禍を、特に葬儀関係者に照準して捉え返し、さまざまな角度から見直すことを考えております。

今回のシンポジウムは中部支部主催の下、名古屋で開催します。会員の皆様がふるってご参加くださり、議論に参加してくださるようご案内いたします。

※シンポジウムにはどなたも参加できます。各自SNSなどでご案内いただければ幸いです。

■会場案内

名古屋学院大学名古屋キャンパスしろとり希〔のぞみ〕館4階406教室
〒456-8612 愛知県名古屋市熱田区熱田西町 1 番 25 号

◆名古屋市営地下鉄名港線「 日比野 」駅下車 1 番出口を出て真っすぐ進み、最初の信号(名古屋国際会議場北)を 右へ約 500m。
(※名古屋駅よりJR岡崎行または名鉄名古屋吉良吉田行。金山駅乗換。地下鉄名港線日比野駅まで。所要時間約20分 +キャンパス内10分?)
◆名古屋市営地下鉄名城線「 西高蔵 」駅下車 2 番出口から名古屋国際会議場方面へ進み、 橋を渡り最初の信号(名古屋国際会議場北)を左へ約 500m。
(※名古屋駅よりJR区間快速武豊行。金山乗換地下鉄名城線左回り西高蔵駅まで。所要約15分または名古屋駅より地下鉄東山線藤ヶ丘行栄乗換、地下鉄名城線左回り西高蔵駅まで所要約25分+キャンパス内10分?)

左図しろとりキャンパス
③が希(のぞみ)館(4階406教室)

 

 


本件のお問い合わせ先:日本葬送文化学会事務局 sosobunka@gmail.com

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投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/