「いらつきやすい社会 差別・偏見・暴言・逸脱」—コロナ禍がもたらすもの

■窓口でのイライラ 「こうなる前からたまっていた不平不満を、新型コロナに合わせて噴出させているだけの人もいるのではないか」。女性(1人一律10万円の特別定額給付金相談窓口で派遣職員として働く50代)は、人の心の闇を感じるようになってしまったことが寂しい。ビニール1枚の「防護壁」がある受付窓口には消毒用のアルコールが置いてあるが、来訪した人に使用をうながすと「俺が汚れているというのか」と激高されることも。相談された内容で必要なことをメモ用紙に書いて渡そうとして、「あんたの菌がついているかもしれないものを受け... 続きを読む

日本の感染レベルは歴史的、世界的にどうなっているのか?

5月21日、日本では緊急事態宣言が関西圏で解除され、残りは首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)と北海道の5都道府県となった。 といっても新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威は終わりではないようだ。年内の再流行もありうるし、ワクチン、治療薬の開発にもさまざまな問題があるし、公衆衛生的対処は2022年上半期までは必要とされる状況が続きそうである。 全世界の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数が500万人を超えた。死亡者数総計が30万人を超えた(5月22日午前9時時点)。 ... 続きを読む

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の死亡者の葬儀例

毎日新聞5月9日 新型コロナ感染者の葬儀、どう向き合う? 2次感染の恐怖と闘う業者の苦悩 https://mainichi.jp/articles/20200509/k00/00m/040/009000c?cx_fm=mailhiru&cx_ml=article&cx_mdate=20200509&pid=14606 新型コロナウイルス感染症での死亡者の葬儀例 これは関西で東京の志村けんさんの例とは異なる。こちらのような形が多い。 同じ毎日新聞5月3日瀧野記者のコラム 滝野隆浩の掃... 続きを読む

緊急事態宣言延長で見えてきた二次ステージ 新型コロナウイルス感染症と葬儀⑪

■COVID-19の感染拡大経緯 2019年11月新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は中国武漢で発生。 2019年12月末にWHOへ最初の報告。 2020年1月、タイ、日本、韓国、台湾、米国、マカオ、香港、シンガポール、ベトナム、ネパール、フランス、オーストラリア、カンボジア、スリランカ、ドイツ、カナダ、アラブ首長国連邦、フィンランド、中国全土、フィリピン、インド、イタリア、ロシア、スウェーデン、イギリス、スペインで感染者確認。以降世界各国で感染者を確認相次ぐ。 2020年1月27日 日本 指定... 続きを読む

COVID-19感染拡大下の葬儀プロトコルの提案① 新型コロナウイルス感染症と葬儀⑩

昨日2020年5月4日、政府は緊急事態宣言の5月31日までの延長を決定した。 感染拡大が終息したとは明らかではないので、これは妥当であろうが、肝心な点が言葉は躍るが依然あいまいである。 自粛に伴う事業者、個人に対する明確な経済的補償を少なくとも今月中に実効しないと大きな犠牲が出るのでは、と強く危惧している。 今のところ事業自粛による倒産企業は100社となっているが、事業停止を余儀なくされている事業者は多く、支払いが迫られる5月末をこのままでは乗り越えられない個人、個人事業者、事業者はとてつもなく多いと思わ... 続きを読む