切り絵でよみがえる葬送習俗の世界

高橋繁行さんが創元社から『お葬式の言葉と風習』を刊行された。 https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784422230412 高橋さんは1954年京都府生まれ、長くルポライターとして科学、人物、笑い、葬式をテーマに活躍されてきた。 葬送関係でも『葬祭の日本史』(講談社現代新書)、『死出の門松』(講談社現代文庫)等の著作がある。 今回の本には「柳田國男『葬送習俗語彙』の絵解き事典」というサブタイトルがつ いている。 今ではほとんど失われた、しかし地方の生活に事実として... 続きを読む

『葬儀概論』四訂3刷完成の報告

2019年 明けましておめでとうございます。

年齢なりに落ち着いた新年を迎えています。
年末に小中で同級生だった友人が死亡したという報せを受けました。
年々同級生が欠けていきます。
自分の順番がいつきても特別なことではない、という心境です。

まだ頭が動いているうちに次代へ残すものを、と今年は少しまとまった作業を、と考えています。
詰めた作業は無理なので、ゆっくり時間をかけて取り組む予定です。

ご報告です。

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小谷みどりプロデュース『没イチ メンズコレクション』

講演の準備のPowerPointつくりに追われたり、のんびりとしていたら、もう12月だ。

 師走というわけだ。

本日Facebookを開いたら、いつも「いい仕事をするなぁ」と感心している塚本優さんが
葬送ジャーナリスト塚本優の終活探訪記を更新していて、何と私が次に取り上げようとしていたことをモサモサしているうちに取り上げられてしまっていた。
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戦場が兵士の心を蝕む

朝日新聞8月16日朝刊に「(消された戦争 記録と記憶:3)見過ごされたトラウマ」(木村司記者)という記事が掲載された。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S13637456.html?ref=pcviewer YAHOOニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180816-00000007-asahik-soci 「戦場での体験や軍隊生活を原因として、心に傷を負った多くの日本兵がいた。しかし、そうした人たちは、この社会... 続きを読む

海洋散骨ガイドラインへの要望―『海へ還るー海洋散骨の手引き』を読む(3)

前回まで 海洋民族の記憶の古層―『海へ還る―海洋散骨の手引き』を読む(1) https://hajime-himonya.com/?p=1578 海洋散骨ガイドラインー『海へ還るー海洋散骨の手引き』を読む(2) https://hajime-himonya.com/?p=1581 『海へ還るー海洋散骨の手引き』を読む が少し長くなった。 今回はこれでまとめるため、少し長くなっている。 海洋散骨ガイドラインは極めてよくできている。 前回紹介していなかった項目で重要と思われるのは 10 日本海洋散骨協会ガイド... 続きを読む