トンネル抜けた!

昨日から雨
冷たい雨ですね。

ようやくトンネルを抜けました。

外国の雑誌用「日本の葬儀」の原稿を上げました。
火葬、霊柩車、葬式と宗教、葬儀産業と葬祭ディレクター、葬儀会館、多死社会
歴史や習俗を入れて、どう紹介するか、結構悩みました。
日本の葬儀がどう変わってきて、いまどう変わろうとしているかをきちんと描ききったか心配ですが。

明日から兵庫に行き、一般の方向けセミナーをします。
土曜にはその資料をパワーポイントで作り、メールで送りました。
エンディングから葬式まで、わかりやすくお話しできたらいいのですが。

きょうは夕方からお坊さんの勉強会に出席します。
キリスト教について話せというので、資料をつくりました。
キリスト教の誤謬も含めてトータルに、私のわかる範囲でとなりますが、率直に話してこようと思っています。
こういう問題は話す人間によって変わってくるもの
偏見のない評論はありません。
私も私の偏見を披露してきます。

昨夜テレビを観ていたらダライ・ラマさんが出ていました。
イラク問題で、米国にイスラム教の尊重を迫っていましたが、宗教の寛容に関する問題ももっと考えてみていいでしょう。

いま結婚式の7割がキリスト教式
信者が1%しかいない日本で笑っちゃいます。
ブライダル産業に雇用された偽牧師、偽神父の横行
ファッションと化した宗教
これは日本人の宗教的寛容を示すものではなく、いい加減さです。

宗教的寛容とは、深い意味で相手の立場を尊重するということです。
宗教・信条の自由と尊重は極めて重要な問題です。

お坊さんたちもブッシュのキリスト教を批判して終わるのではなく、正しくキリスト教を理解したい、との意向
話し手としてはいささかおぼつきませんが、私の考えを整理するいい機会と受け止め、引き受けましたが、原稿が終わらず、ついきょうのきょうになってしまいました。

終わった後の飲み会が楽しみでもあります。

コメントをいただいたように60歳ですからもっとスローに生きたいところです。明日からの旅行の間、少し自分を省みてきたいな、と思っています。

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投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/