評価

一昨日ですか、電話かけてこられた方が

「朝日新聞見ましたよ」

と言ってくれました。

自分は危ういところで、その意味がわかりました。

1日の日、家に帰ると家族が「さっっちゃん(義妹)が碑文谷さん朝日に出たね、と教えてくれたよ」と言われ、記事を示されました。

10月31日の朝日夕刊の文化欄「論壇合評会選 注目!今月の論考」の11本の一つに、『論座』11月号に書いた「葬送と墓の変質」が選ばれ、短い評が載っていましたo( ^_^ )o

しかし、短評というのはスペースがないから、かなり強引に私の主張をまとめています。そこは不満ですが、選んでくださったのは素直にうれしいです。これに賞金でもつけばもっとうれしいのですが(-_☆)V

昨日テレビで『現代用語の基礎知識』を長谷川さんという方が戦後の混乱期の昭和48年に作られた、というエピソードが紹介されていました。2007年版が発売になったのに合わせた紹介だったのでしょう。

私も、2007年版の中の「100万人の生活スタイル事典」に「最近の『お葬式』の方法と用語」ということで、「死」から始まり「エンバーミング」「家族葬」「グリーフワーク」「樹木葬」等20の用語解説を執筆しています。

総索引を見ると「エンバーミング」「グリーフワーク」「樹木葬」等他のところで別な人が解説していて重複していました。
結構いい加減な解説がついていて、うへぇという感じです。
私の20語はこちらが選んだもの、各執筆者が各人用語を選んでおられるのですが、専門的知識のない方が書いているケースもありあり。新聞記事を並べただけというのもあります。
膨大な数の用語ですから編集者は大変でしょうが、全体として用語解説の質の平準化が必要に思いました。
ま、それでも怪物のような本です。毎年作ることに驚きです。

このような事典の仕事も頼まれてときどきしています。署名つきの場合だけ引き受けています。
事典に基本的にその用語の後ろに署名がつくのは理由があります。
事典というといかにも中立、客観的な感じがしますが、同じ用語でも書く人によってまるで変わってくるからです。

昨日はキリスト教における死の取り扱いについて終日まとめていました。
明日の日曜日に仙台で教会で話しますが、11月には日蓮宗の僧侶グループの勉強会に、12月には神学校でと3つ重なりましたので、この際まとめておこうと取り組みました。

これも人によって解釈が大きく変わるものです。ですからあくまで「私の」という注釈付きですが。

予告
11月9日(木)17:30~18:00
NHK総合「ゆうどきネットワーク」但し、関東甲信越(静岡も)のみ
お墓のことでスタジオ生出演(おそらく番組の後半でしょう)

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投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/

「評価」への2件のフィードバック

  1. 番組拝見しました。
    「価格ではなく、死後を託す場所なので、安心してお願いできるところであることが大切になって来るということ、そして納得できるお墓選びの為には、家族と話し合うこと、きちんと調べることが大切になる」というコメントが心に残りました。
    納骨の形についてご相談を頂く中で、納骨にまつわる部分は、承継者や費用について深刻なものがあります。
    何事も行き当たりばったりではなく、家族と相談しながら、事前に準備することなど、私もご相談のお仕事を通して、しっかり伝えていきたいと思います

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