しばらくぶりのブログの更新がこんなつまらない話題でいいのか、という疑問もあるが、
きょうのNHKのニュースには驚いた。
「厚生労働省は、医療機関で他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防ぐため、屋内を完全に禁煙にしていない医療機関に対し、診療報酬を減額する方針を、30日の中医協=中央社会保険医療協議会に示しました。」(2012年1月30日)
元来「少数派」で勝てる見込みも勝つつもりもないのだが、「館内の喫煙ルームさえなくしてしまう」という厚労省の態度、おかしくないか?
元々「受動喫煙」被害を訴える人に対しては、「他人には迷惑かけないように努めますから、駐車場の隅でもどこでもいいですから、ちょっとタバコを吸える場所だけ、ほんとうにどんなとこでもいいですから、お願いします」と願っている喫煙者にとっては、入院すらままならない事態がきた。
「いのちとタバコどちらをとるか?」といわれりゃ、そんなおおごとと比較するほどの自分のいのちでも、タバコでもないので、そんな設定から逃げるしかないが、さてさて、と思うのだ。
「分煙」は「ありがとうございます」と思う。他人に嫌な顔されて吸うのは気まずいからだ。
レストランでもその席で吸えなくとも、ちょっと立って、喫煙ルームに行けりゃいい。
私みたいに意思の弱い喫煙者は医療を受けるに値しない、と宣告されたようなものだ。
これは困った、とつくづく思う。
「タバコを禁止せよ」と言われりゃ、こんな意思薄弱な人間は生きるな、と言われているように思う。
犯罪、というなら、警察署の中に喫煙ルームを作ってほしいと思う。
タバコが嫌だ!という人に別に抗しようとはさらさら思わない。
でもどこかに、そうした人間でも生きることのできる余地を残しておいてくれ、と真剣に願う。
私はそうしたつまらない人間である、とつくづく思う。
喫煙を「非難されるに値する行為」と言う人は言うがいい。
私は、そう言われてもいいのです。ちょっと地球のどっかでタバコが吸えれば。
そうしたどうしようもない人間は私だけではないので。どうせたいしたいのちではなく、禁煙されている方々のおいのちの方がずっとずっと大切でしょうが、どっかに隔離されてもかまわないので、息させてくださいな、と懇願するしかない。
私は意思が弱いので、もう10回ほど禁煙の試みに失敗していて、もう私には無理だと思っているのです。
つまらないことを書いたが、私には真剣な問題なのです。