本年1月4日以降の更新になります。
重要な告知をさせていただきます。
2016(平成28)年9月28日をもちまして
雑誌『SOGI』の休刊と㈱表現文化社の閉鎖
を告知させていただきます。
雑誌『SOGI』の創刊は1991(平成3)年1月。
以来四半世紀、年6回刊行してまいりました。
2016(平成28)年8月刊行の通巻154・155合併号(特集「葬送の原点と歴史」)
が最終号となりました。
死と葬送をテーマに、多くの方々のご協力により、刊行を続けてまいりました。
儲け話とは無縁の地味な雑誌が四半世紀継続できたことに深く感謝します。
また、継続を期待された方々にご迷惑をかける結果となりましたことに謹んでお詫び申し上げます。
いちばん支えてくださった方々に最もご迷惑をかける結果に忸怩たるものがあります。
追って敗因の分析は当ブログでもしてまいるつもりです。
零細出版社としては巨額な5千万円超の債務超過に耐えられなくなりました。
12年前に編集の自立性確保のために実質債務4千万円を抱え込むという無茶を行い、読者の方々の支持に頼り、さまざまな経費削減策を取りながら、刊行を継続してまいりました。
しかし、小生の精神力、知力、体力の減退もあり、維持の限界となり、破綻しました。
営業、広告宣伝力をないがしろにした、編集中心主義がここにきて破綻したと言えます。
雑誌の情報のクオリティと広告料の確保、購読者の増加はまったく比例しないという冷酷な現実の前に敗退しました。
拙い経営が招いたことであり、私にすべての責任があります。お詫び申し上げます。
私が執筆し、当社が編集を行ってまいりました
『葬儀概論』『解題 葬儀概論』『葬祭ディレクター技能審査模擬問題集』
は、従前どおり葬祭ディレクター技能審査協会にてお求めできます。
多くの方々にご迷惑をおかけしますことを改めてお詫び申し上げます。
25~26年間の歴史は小生が44歳から70歳8ヵ月の現在までにあたります。
この間、必死で模索し、思索し、雑誌のみならず多くの媒体で発言させていただいたことに対しては悔いはありません。
四半世紀これを可能とさせてくださった方々には心から感謝しております。
とりわけ雑誌の購読ということで支え続けてくださった方々に深く感謝します。
事業をやめる、閉鎖するということは、財務資料の細部までの整理、膨大な本、資料の整理、移管、廃棄等々約1カ月はまったく他の作業ができないまで忙殺され、肉体労働を強いられました。
しかし自ら招いたことであり、最後まで完遂すべく撤退戦を戦ってきました。
深い敗北感とともに、今ほとんどを終え(最終的に処理が完了するのは約半年後と思われます)、皆さまにご通知できるまでになりました。
微妙な問題であり、皆さまへの連絡をここまで、破綻するまでお知らせできなかったことをお詫びいたします。
雑誌というのは総合力であり、取材に協力してくださった方々、寄稿してくださった方々、広告を出稿してくださった方々、取材スタッフ、カメラマン、デザイナー、編集スタッフの献身的なご協力なしにはできないものです。
こうした多くの関係者に深く謝意を表します。
私個人としては残務整理、この間放置していた原稿執筆と当面は忙殺される見込みです。
一段落しましたら、もう一度この間を整理します。
まだ温泉等で保養する日は来ませんし、その費用もありません。
すっからかんに70歳8ヵ月にしてなりましたが、かつてのように無茶に大量の原稿を書くということは無理にしろ、一個人になって死と葬送のテーマについて少しずつ書く仕事をしていくつもりです。
私ができる仕事であれば何なりとお問い合わせください。
雑誌、事務所は閉鎖しましたが、表現者(創刊時は「表現社」という社名でした)としてはしばらく継続していければいいし、その責任はある、と思っています。
関係してきた仕事にご迷惑をかけることはいたしません。事務所が発行していた書籍その他は無理ですが、個人としてお引き受けした原稿、講演等はきちんと行います。
事務所を閉鎖しましたので事務所の電話、ファックスは使用できません。
郵送物は2017年の9月25日までの1年間は転送され、私に届きます。
これまで私が利用していた携帯、メール(非公開)は引き続き利用できます。
ご連絡はこのブログまで(公開前に私のところに届きますので、公開できない連絡にも利用できます)または下記のメールアドレスまでお願いいたします。
hajimeh46@nifty.com
以上、長い報告をお詫びと感謝をもって行わせていただきます。
碑文谷 創
追記
先ほどまで記載したメールアドレスに誤りがありました。
一度お送りいただいた方は申し訳ございませんが、再度お送りください。
碑文谷先生
なんと申し上げてよいか分かりませんが、
これまでたくさんの興味深い記事をありがとうございました。
まだいろいろ大変かと思いますが
これからも葬儀業界を叱咤激励してください。
よろしくお願いいたします。
ブログ更新が停滞されておりご体調が優れないのかと心配していましたが…
碑文谷先生のお気持ちを思うとおかけする言葉が見つかりません。
どうかくれぐれもご無理はされず、お身体を労わって下さい。
25年間、お疲れ様でした。
久しぶりに編集長のblogを読んでびっくりしました。私の仕事のバックボーンの支えは「SOGI」でした。1987年に青森市へ帰り、葬儀とはなんぞや?死を見つめることはよく生きること。葬儀に対する価値観や死生観を確立できたのはこのクオリティ高いマガジンがあったお陰です。時の人であります小谷みどりさんも紹介していただき、弊社で2回も講演していただきました。
「時代が変われば葬儀も変わる」
編集長の言葉を胸に刻みながら精進します。感謝感謝感謝そして再生を祈念しております。
株式会社リンクモア(旧:青森冠婚葬祭互助会)
代表取締役社長 船橋素幸