家にいると、今までやらなかったことを普通にやるようになる。
といっても、ほんの少しだが・・・
いつも10時には四畳半に籠る。
その前の、かつては車に乗っていた時間が空く。
昨日ははなれの窓ふき。
今朝は座敷、玄関、廊下…
昭和初期の建物なので障子が多い。
はたき(といっても昔のものとは違うが)をかけ雑巾で枠や柱を拭く。
地方に行かない時は事務所に朝から夜まで祝日、土日関係なく籠る生活だったから、普通家で当然やっていたことをまったくやっていなかった。
家にいるようになったので、あたりまえにやるようになった。
といっても30~40分くらいの話。
「掃除」といえば過去に感心したのは
その手際のよさ、集中力、速さ、それでいて細部の配慮・・・
ぴか一はお寺の人たちである。
坊さん連中は掃除のプロである。
もっとも私ができなすぎなのかもしれないが…
見ていてほれぼれする。
食器洗いでも、私がちょこっと手を出したら、
「それダメ。食器の底もきちんと洗わないと」
と叱られたことがある。
檀家の女性陣からだ。
速さ、力強さ…見事なものだ。
「じゃま」と言われて、寺の台所から追い出されたことがある。
掃除をしながら、そんなことを思い出していた。
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