彼岸入り 墓参り

本日9月20日は彼岸入り。
そこで墓参りに出かけた。

私が管理している墓の一つが東京・品川にある臨済宗の寺「東海寺」の大山墓地にある。
東海道新幹線が通ることで改築したらしい。
墓のすぐ後ろを新幹線が走っている。
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新幹線のための改築の際に墓所は少し狭くなったらしいが、今でも大きい。
その理由は明治37年に55歳で死亡した父方の曽祖父が陸軍の将軍であったからだ。
曽祖父の横に曾祖母の墓があり、左手前に祖父の弟の家族の墓が同じ墓域にある。
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父方の祖父母の墓は仙台の北山にあるキリスト教墓地にある。
東海寺の墓は祖父が建てたと曽祖父の墓に刻まれており、祖父も曽祖父の墓に分骨されている。
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祖父の弟である大叔父の墓には大叔父夫妻とその子まで入っているが、いつの間にかその下は別に墓地を求めて管理を放棄したために、私がこの墓所を管理している関係上、今は私がまとめて管理している。

午前中に墓参。
墓所内を掃除し、花を3か所に供えた。

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この同じ墓地には先年亡くなった歌手の島倉千代子さんの墓があり、いつも花が供えられている。
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同じ大山墓地には江戸中期の国学者である賀茂真淵の墓がある。
寺墓地なのに墓所には鳥居があり、その奥に墓がある。
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賀茂真淵の墓

東海寺は秀吉の時代から家光の時代に活躍した禅僧である「沢庵和尚」こと、沢庵宗彭が開山した寺で、沢庵の墓もある。
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大きな自然石である。
漬物の「たくわん」は沢庵和尚が考案したと伝えられル。
たくわんを漬ける時の石が先か、沢庵和尚の墓の石が先かはさておき、沢庵和尚の墓の石は見事なものである。

墓参後に徒歩3分ほど離れた東海寺の和尚に挨拶した。
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品川駅構内でかき揚げ蕎麦を食い、昔の事務所神宮前にある25年以上行きつけの理髪店に行って帰った。

東京は午後から雨、今もシトシトと降っている。

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投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/