講演の準備のPowerPointつくりに追われたり、のんびりとしていたら、もう12月だ。
師走というわけだ。
本日Facebookを開いたら、いつも「いい仕事をするなぁ」と感心している塚本優さんが
『葬送ジャーナリスト塚本優の終活探訪記』を更新していて、何と私が次に取り上げようとしていたことをモサモサしているうちに取り上げられてしまっていた。
「第9回:小谷みどり氏に訊く「没イチ」の生き方と終活
配偶者との死別は一人暮らしスタートを意味する時代」
https://seniorguide.jp/column/tsukamoto/1156181.html
先を越された、というより、単純に私がノロマだっただけなのだが…
まずは塚本さんの記事をご覧あれ。
私自身は、昨夜は何をしていたかというと、真宗大谷派(お東)と浄土真宗本願寺派(お西)の葬儀の違いと共通点を必死になって調べる、という地味な仕事に没頭していた。
その前は散骨、散骨場についての法解釈を整理し、各地の地方自治体の規制条例、ガイダンス一々について内容分析をしていた。
一つの作業に嵌まると他が見えなくなる、というのが私の病気だ。
没イチ メンズコレクション
塚本さんの記事にもあったが、
12月9日16時
東京・三田の弘法寺地下ホール
にて、
小谷みどりプロデュース「没イチ男性ファッションショー」
が開催される。
当日は小谷さんの近作
『没イチ パートナーを亡くしてからの生き方』(新潮社)
にも原稿を書いている没イチ会の59歳から79歳の男性会員がモデルになる。
バリバリのプロのファッションコーディネータが協力。
小谷さんによれば
「妻に先立たれ、引きこもりがちな没イチ男性に、少しでも気分を変えて、外へ出てみようという気持ちになってもらえるよう」
メチャメチャに刺激的な明るいファッションショーになるらしい。
きっとロックがガンガンと流れる中で行われるのじゃないかな?…というのは、私の期待半分の妄想である。
出演するモデルさんたち、小谷さんによれば
「ちなみに、モデルたちは引きこもりではないので、彼らの姿をみて、引きこもっている男性が、一歩踏み出す勇気を持ってくれたらいいな、と思っています。」
「没イチ会」
小谷さんによれば
「死んだ配偶者の分も、2倍人生を楽しむ使命を帯びた人の会」がテーマ。
NHKのクローズアップ現代でも報じられた。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3990/
小谷さんの本について書評を書くつもりであったが、本日もそれは後回し。
本が「面白い!」ことは保証しておきます。
私が「単独死」に代わって最近使っている「ひとり死」も小谷さんの造語。
「没イチ」も早速剽窃されているが、小谷さんの造語である。
小谷さん、12月をもって第一生命経済研究所主席研究員は退職。
2019年1月に50歳になることを契機に自らを大きく変える決意をした。
といっても立教大学、奈良女子大学等での教鞭活動、国内での講演活動も続ける。
小谷さんは従来から東南アジアで幅広く活動していた。
自身でも、もう長くフィリピンでは里親活動を続けている。
1月には早速カンボジアに行き、現地の学歴のない女性の自立支援活動に取り掛かる。
小谷さん自ら食パン製作を指導し、パン屋さんを開業する。
これは小谷さんが私財を投じて行うもの。
12月9日のファッションショー、多くのマスコミの取材に期待。
70人席とそれほど広くはないが、興味のある人はぜひ行ってみてください。