超高齢社会 「死」の観念、大きく変化-中外日報コラム(2)

(1)「孤独死」「無縁墓」は再考を―中外日報コラム(1) https://hajime-himonya.com/?p=1572 超高齢社会 「死」の観念、大きく変化―中外日報コラム(2) 「平成29年版高齢社会白書」によれば、2016年の日本の総人口1億2693万人に対し、65歳以上人口は3459万人となり、高齢化率は27・3%。 指標では21%以上は「超高齢社会」であり、日本では10年にすでに突入している。 問題は「現役世代」(15歳~64歳)の比率の低下である。 戦後高度経済成長期の初期である55年に... 続きを読む

「孤独死」「無縁墓」は再考を―中外日報コラム①

  仏教関係の新聞『中外日報』2018年4月20日から5月18日まで4回にわたってコラムを掲載した。 これについては後で紹介するつもりであったが、予想よりも早く中外日報ホームページに1回目が掲載された。 「孤独死」「無縁墓」 価値観伴った不当な言葉  www.chugainippoh.co.jp/rensai/zuisou-zuihitu/20180420.html   そこで慌てていったんアップしたが、少し注を入れよう、ということで再アップする。 以下が原文に注を加えた... 続きを読む

日本の「超高齢社会」の現状を大雑把に説明すると

いろいろなつながりがあるものだ。 雑誌をやめて、毎日新聞の「ひと」に紹介されたのが2016年11月のことであった。 https://hajime-himonya.com/?p=1448 これを読んだ学生時代の友人が、自分が発行する新聞に、およそジャンル違いなのだが「原稿を書かないか?」と勧めてくれた。 ありがたく書かせていただいた。 そこからまた原稿依頼があった。   【テーマ】 仮題「中高年ノート」~家族、年金、葬儀、墓の現代事情~                                   【... 続きを読む

個人化時代の葬儀(2)‐弔いのあり方

個人化時代の葬儀(2)―弔いのあり方 昨日(2018年2月4日)の朝日新聞「弔いのあり方」第1回「お葬式」について昨日1回目を書いた。 https://hajime-himonya.com/?p=1560 きょうは私が寄せた談話について書く。 談話をまとめた高橋記者も苦労したことだろう。 何せ中世から現在までの葬送の転変を、私が寄り道しながらダラダラ話したものをまとめるのであるから。 しかも取材に来た翌日昼には原稿にしてメールで送ってくるという早業! 18時には修正して戻してほしい、という。 取材にき... 続きを読む

個人化時代の葬儀(1)‐弔いのあり方

個人化時代の葬儀①―弔いのあり方   朝日新聞(2018年2月4日)に「弔いのあり方」(全4回)の1回目「お葬式」が掲載された。 1ページだてである。   https://digital.asahi.com/articles/ASL2200C7L21ULZU01C.html?iref=comtop_8_06   主旨は 団塊の世代が高齢化し、“多死社会”が本格化します。大切な家族が亡くなったら、どこに相談すればいいのか。葬儀の費用はいくらかかるのか。自分が眠る墓はどうするのか――。お葬式やお墓への不安... 続きを読む