事故、といっても私の事故ではなく、このニフティのココログが事故でしばらく更新ができませんでした(;_;)
月曜日はキリスト教の神学校で講義
「キリスト教と葬儀」
というテーマを与えられました。
昨年も同じ講義をしたのですが、あまり「キリスト教の葬儀」について触れることがなかったので、今回は触れるようにとの要望あり、シンプルにまとめました。
①ジャンケレビッチの死の理解
②グリーフプロセス
③グリーフとグリーフケア
④葬儀のプロセス
⑤キリスト教における葬儀
⑥牧会としての死と葬儀
⑦日本における死の状況
資料に沿い、ほとんど横道にそれず、90分しゃべり続けました。
横道にそれないことは私にとっては珍しいことです。
火曜日は東京の仏教会、昨夜は山梨の仏教会、とキリスト教の後は仏教の僧侶の方向けの講演でした。
やはり横道にそれず資料に沿って話しました。
今週の私は律儀です。
昨日話していて困ったのはライトをあてられ、聴衆の方の顔が見えなかったことです。
聴いている方の顔が見えないというのはきついものがあります。
質疑の時間にはお顔を見ながらでき、聴いていてくださったことがわかりホッとしました。
主催の仏教会は葬祭業者も集め、問題を共有したかったようですが、あまり葬祭業者の方はいらっしゃらなかったようで、その点は残念でした。
昨夜は講演の後、すぐホテルに入り、ノンビリ
好きな番組「Dr.コトー」を観て、早めにベッドに入り、朝はスッキリとした目覚めでした。
列車あずさも会場もホテルの中も暖房が効いていて暑いくらいでした。
東京の冬の方が内部は寒いです。
さて、
『梅原猛の授業 仏教』(朝日文庫)はいい本です。
中学生向けの授業ですが、ここまで噛み砕いて教えるというのはさすがです。
一神教か多神論か、というような単純な設定はさすが気になりますが、仏教の知識を整理するうえで、とても役に立ちました。
易しく語るというのは理解が行き届いていないとできないことです。
そういう意味では、この本は名著です。
僧侶の方も他宗のことを理解するため、この本は役立つと思います。
本格的に勉強したい方は末木文美士『日本仏教史―思想としてのアプローチ』(新潮社)がお勧めです。
梅原さんはほんとうに造詣が深い人で、中学生向けにこうした奥行きのある授業ができるのは敬服してしまいます。
宗教教育は子どもだけではなく、大人にも必要です。