葬式に行ってきました

凄い雨でした。
いまは小降りになっています。
雨は本来嫌いですが、久しぶりなので、いのちを感じさせられる雨でした。
昨日は会合があり、終わった後で皆で飲みましたので、今朝は土砂降りの中を歩いてきました。

昨日は日本葬送文化学会の例会
「学会」という名前になっていますが、仲間の勉強会という感じ。
かつては「葬文研」(葬送文化研究会)と称していました。
葬文研時代は顔を出していたのですが、「学会」と称することになったのに反対したりして、いまでは偶に顔を出すくらい。
でも親しい方もいますので、会員です。
昨日はリスシステムの松島如戒代表の講演がありましたので、久しぶりに松島節を聴きに行ってきました。
行けば行ったで、親しい方とお話ができて、楽しい会合でした。

昨日、昼間は来客の後、「日本の骨壷の歴史」について短い文章をまとめました。海外に紹介する文章なので、拾骨についても解説。

一昨日は名古屋に葬式に参列するために行ってきました。
まだ43歳という若さの突然の死
同級生とおぼしき人や町会の人等たくさん見えていました。
「葬式」というのは、そこに行って会葬することによって死を実感できるものだな、と思いました。
友人、仲間のためにも葬式はあるのです。

遺影写真は若さが飛び出してくるような溌剌としたもの
開式前にじっと見ていると、死んだということが不思議に思われてしかたありませんでした。
こちらに微笑みながら声をかけてくるのではないか、以前のように
そう思われて、しばらく佇んでしまいました。

前の来賓席に座らせられましたから、読経を聴きながら、彼女の顔をずーっと見ていました。言い知れぬ怒りが沸いたり、寂しさが襲ったり、私の胸の中は式の間中行ったり来たり。

終わった後、知人の車で故人のことを話しながら駅まで。
やるせないものですね。

そんなこんなで充電にあてるはずの日程終了。
午前中、一仕事を終え、これから数日は原稿とにらめっこです。

セカンドステージ(ネット連載)に新しい記事
「グリーフ 遺族になること」が掲載されました。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/manabi/ceremony/index.html

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投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/