思わぬ花見

昨日はいい天気
鎌倉の建長寺に行ってきました。
今年は車の中からだけの花見でしたが、早く着いたので寺の中を見学
シダレサクラがきれいでしたよ。
写真は建長寺の奥から門を遠くに見ながらのもの、シダレサクラの角度を変えた2枚

講演は「社会から見た葬儀、これからの葬儀」
僧侶の方が熱心に聴いていただき、心地よかったです。

戦後の医療
医療現場の変化
死や葬送が嫌忌された理由
日本人の死生観の原像
死は高齢者のものへと次第に変化
高度経済成長期以降の葬儀
バブル景気の崩壊
墓の世界の変化
葬式の変化
家族葬支持の理由
家族葬の実態と特徴
小型化する葬儀
「葬儀・告別式」が死語に
自宅に戻らない遺体
直葬の出現
お別れ会の流行
多様化、拡散する葬儀
葬儀と宗教
葬儀で宗教は必要とされているか
「とりあえず仏教」派の未来
死の取り扱われ方
「直葬」現象
死と葬送の課題
葬祭仏教の再評価
宗教者の関わり
同伴者としての僧侶
デスケアの視点

項目的に挙げれば以上です。その後、熱心な質疑
私は「遺族がお客さんではなく弔いの主体として参加する葬儀」を訴えました。

ホームページを更新しました。
一つは
「遺族に役割からの解放を」
https://hajime-himonya.com/?page_id=127
葬式を遺族にとって意味あるものにするための提言です。

もう一つは少し長い評論を掲載しました。
https://hajime-himonya.com/?page_id=1002
「仏壇の意味」について私なりに考察したもの。手元供養にも触れています。
タイトルは「供養の再評価」
1.供養の原風景
2.供養の場としての仏壇
3.グリーフワークとしての供養
「供養とは日本人のグリーフワークではないか?」というのが私の問題意識です。
ちょっと新しい視点を提供できたと思っています。

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投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/