2012年を迎えた。私の今年の年賀状の文面は以下のとおりである。
昨年2011年3月11日の東日本を襲った大惨事は、心を傷める出来事でした。現在も災中にあります。
新年にあたり皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
2012.1.1
次のニュースで知った。
朝日新聞のウェーブサイトasahi.com1月2日
http://www.asahi.com/national/update/1230/OSK2011123000
2万人近い死者・行方不明者が出た東日本大震災を契機に、災害で大切な人を亡くして悲しみに暮れる人たちを支えようと、心療内科の医師や研究者らが12月、災害遺族の悲嘆(グリーフ)について考える全国ネットワークを立ち上げた。災害遺族への支援とともに、悲嘆の理解を深め、適切な対応を広めてゆく。
「災害グリーフサポートプロジェクト」(事務局・国立精神・神経医療研究センター)。東日本大震災後、全国の専門家11人が世話人となり発足した。ホームページ(http://jdgs.jp/)を開設し、遺族、支援者、専門家に向けてそれぞれ情報を提供。被災地で悲嘆ケアに取り組んでいる団体と連携するほか、遺族と接する医師らへの講習会も開いてゆく方針という。
プロジェクトのホームページなどによると、災害による死別は、突然訪れる▽多くの喪失が重なる▽遺体の損傷が激しい――といった傾向や特徴がある。加えて、遺族は避難生活や生活再建に追われて悲しみを口に出来ない場合も多く、悲嘆が長期間に及ぶ恐れがあるという。
このjdgsのホームページにはグリーフに関する基本的なことが含まれてあると言っていい。
石井さん、黒川さん…という知っている方々が参加しているというのも安心感につながる。
http://jdgs.jp/index.html
ホームページには
「 JDGSプロジェクト(Japan Disaster Grief Support Project)は、東日本大震災を機に、これまで日本国内で「悲嘆(グリーフ)」を専門に支援活動や研究を行ってきた者が集まり、災害時に遺された人たちを支援するためのプロジェクトとして誕生しました。」
とある。
傾聴ボランティアによる二次被害についても心配されているが、それについても丁寧に書かれている。
このホームページには基本的な知識が要領よくまとめられており、それだけ情報の共有が楽である。
専門家でなくとも読める。
この点がポイントである。
さらに詳しい情報へもアクセスできるようになっている。
グリーフについて、こうした信頼できるサイトができたことはとても喜ばしいことである。