忘れてはいけない時間がある

1941年12月8日1時30分 太平洋戦争開始

1945年8月6日8時15分 広島原爆投下

1945年8月9日11時2分 長崎原爆投下

1945年8月15日12時0分 昭和天皇、太平洋戦争ポツダム宣言受諾表明の玉音放送

1995年1月17日5時46分 阪神・淡路大震災

2011年3月11日14時46分 東日本大震災

時刻が明らかになっており、忘れてはならない時刻である。

そのほかにもたくさん忘れてはならない日があるが、時刻まで明らかになっているのは少ない。

私は自分を健忘症だとつくづく思っているが、この時刻は忘れてはならない、と思っている。

今も続く、おそらく数十年単位で終息しないだろうフクシマは、戦後の核平和利用なるものが幻想であったことを知らしめてくれた。戦争も原発も弱いところに食いつき進められた。

戦前の東北大飢饉が戦争の理由とされ、戦後高度経済成長の裏の地方の疲弊、過疎化につけ込んで原発地が選定された。

いやらしいよな。
東北だけではないが、東北は常に利用され続けてきた。

と、僕は思っている。

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投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/