葬研.comで新連載開始

すっかり春だ。
といっても例年同様にまともな花見をしていない。
連日報道するテレビの画像、皆さんがアップするFacebookの素敵な写真が私の「花見」である。

報告だが、このたび
インターネットのサイトで「葬儀の未来を研究するサイト」と名乗る
葬研.com
で連載を開始した。

このサイトを最初に紹介を受けて見た時は驚いた。
およそ紙媒体の雑誌で私がやってきたこととは、ことごとく違ったからだ。

私たちが視点として据えたのは「葬送文化」であるが、このサイトは「葬祭ビジネス」であり、私の最も不得意とするジャンルである点が1つ。
2は、われわれは隔月で発刊していたのが、こちらは情報発信が随時。
新しい情報は、すぐさま報じられる。
情報の内容より早さ、新鮮さが勝負なようだ。

このサイトで月2回、1年間24回の連載を行うことになった。
題して
「碑文谷創の葬送基礎講座」
http://葬研.com/himonya1

12,0003,000字(400字でいえば5~8枚)程度
予定している内容(あくまで「予定」だが)は、

葬送が抱える課題/葬祭業のシェア/冠婚葬祭互助会の始まりと現在/全葬連の歴史/葬祭ディレクター/自宅葬から斎場葬へ/エンバーミング /火葬小史/火葬の地域差/東日本大震災が投げかけた葬送の課題/葬列から告別式へ/祭壇の変遷/寝棺の誕生/高度経済成長と葬送/墓の世界の小史/葬送を囲む社会の変化/変わる葬送 永代供養墓、散骨、樹木葬/ライフエンディング・ステージ/個人化した葬送/死別の悲嘆/葬祭仏教の誕生/派遣僧侶と寺院崩壊…

葬送を事業として取り組む人たちに理解しておいてほしい最低限の知識、その輪郭を提供しようとするものである。
もっとも、誰が読むかはこちらでは決められないので、どなたでも読めるように、と考えている。
私の原稿はとかく「長い」「しつこい」という悪評にまみれているので、「短い」「やさしい」を心がけたい、と思ってはいるのだが…

最初は「葬送が抱える課題」を1回で書く予定であったが、早くも予定変更。3回で書くこととした。
本日(201941日)アップの今回、その1
「週刊誌は『終活』で大騒ぎ」
と題し、

1.週刊誌は「終活」特集満載/2.人生90年時代の到来/3.寿命中位数

について書いた。
http://葬研.com/himonya1

 若い人たちとのコラボレーションとなる。
取り上げるテーマ、内容については任せていただいている。
私の拙い原稿が役立つか、浮いてしまうかはこれからのことである。

 

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投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/

「葬研.comで新連載開始」への1件のフィードバック

  1. 拝見 しました。
    楽しみにしています。
    葬儀に関わる人たちの道標に!
    もちろん、私も勉強させて頂きます。
    ゆっくり、教えてください。

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