ネット系葬儀斡旋事業者の実態は?

葬研で「碑文谷創の葬送基礎講座」(月2回更新)を開始して5カ月目に入った。
8月1日の本日第9回目がアップされた。

「ネット系葬儀斡旋事業者の実態は?」
https://souken.info/himonya9

ネット系葬儀斡旋事業が出現したのは2000年頃であったように記憶している。
最初期のものはほとんど残っていない。

葬祭業そのものが実は変化の大きい業界である。
1970(昭和45)年以前からの企業というのは今では古い方に入る。

携帯電話のデジタル化がなされ普及が開始されるのが2001(平成13)年、2007(平成19)年にiPhoneが発売されてスマートフォンの時代がやってくる。
それからの変化が著しいものがあるのは葬祭業も同じである。

「小さなお葬式」の創業が2006(平成18)年
「イオンのお葬式」が開始されたのが2009(平成21)年
インターネットというよりスマートフォンの普及と併行してネット系葬儀斡旋事業が広く展開されるようになった。

もちろん葬祭事業者(専門葬儀社、互助会、JA葬祭等)においても自社でホームページをもつことは必須の時代になった。
「ホームページをもたない」ということは「情報公開していない」と同義となっている。

今回と次回(8月15日更新予定)で、かなりざっくりとではあるがネット系葬儀斡旋事業者について書いてみる。
誤った記述があればご指摘いただきたい。

■個人的な報告

前回、喘息と腰痛になったことについて報告した。
きわめて私事で些事であるが、家族縁者もここを読むことがあるので、彼らへの近況報告も兼ねたものであった。
結果、多くの方々にご心配いただいた。
おかげさまで大方回復した、ということも報告しておこう。

いま私は73歳。
老いるごとにこうした事故あるいは病気は増えこそすれ減少することはないだろう。

人間には寿命がある。
したがってポンコツ化は避けられない。
しかし、ポンコツ化して生きる、というのはある意味僥倖であるのだろう。
近年、先に逝った者のことを思い出すことが多くなった。

広告

投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/