どんなことを話してきたか

今回、シリーズで講義していたものが一段落したので、雑誌を終えた後の2017年以降に話してきたテーマを一覧しておく。私自身の整理という意味が大きい。
講演・講義はすべてPowerPointにしている。
ブログで一部は報告しているが、ほとんどはこれまで記載していなかったものである。

・変わり続けるお墓と葬送のいま
・現在の「葬送」を考える
・民衆にとっての墓の変遷
・変わるお墓と樹木葬
・日本人の葬儀観と死別
・火葬とそのコンテキスト
・揺れ動く日本人の死生観
・「死体現象」とは 遺体は公衆衛生上安全か?
・死別の悲嘆
・葬式と宗教 死者の救済
・宗派別葬儀の進行の概要
・神道の歴史と神葬祭
・真宗の葬儀
・キリスト教の歴史と葬儀
・禅宗の葬儀
・死後の処置の実態と歴史
・「ひとり死」の現状と対応
・これだけは知っておきたい「遺言」
・香典、香典返し、戒名の知識
・死・遺体を巡る法律
・写真で見る葬式の歴史 祭壇の変遷
・消費者基本法、景品表示法、個人情報保護法―葬儀と法律
・相続、相続税の基礎知識
・葬の歴史と現状―火葬の歴史と実情、土葬、散骨
・刑法190条、散骨の合法性、改葬の問題、墓地埋葬法の重要事項
・葬祭サービスとは?
・仏教の葬儀 禅宗(臨済宗、曹洞宗)、日蓮宗、天台宗、真言宗、浄土宗ー浄土真宗を除く
・仏壇・仏具の知識
・死後の手続き
・エンバーミング(遺体衛生保全)
・改葬 墓の引越し、ハカジマイ
・葬祭サービスについて考える 葬祭業の変遷、葬祭サービスの位置づけ、遺族の心的状況、葬式を囲む環境、葬祭サービスの基本、ホスピタリティ、葬祭従事者に求められること、死の多様性、死の場所による違い、死者と身近な者の関係性、近親者の気持ちの多様性、遺体をみくびらない
・地域による葬送慣習の違い
・日本の葬儀の原型?-鎌倉・室町時代の武士の葬儀
・日本の葬儀の歴史
・死と葬儀を考える
・デス・ケア
・葬儀と花の世界
・葬式をもっと温かく 花の世界に期待すること
・寺院における「新しい供養のかたち」永代供養墓、樹木葬、その他
・現代社会における葬送のあり方
・現代社会における葬送のありよう 「現代社会」の歴史、高度経済成長がもたらしたもの、高度経済成長期と葬送の変化、バブル景気の崩壊、リーマン・ショック、高齢化に伴う問題、介護を要する者・介護する者、長期不況が葬送に与えた影響、葬儀が自宅から葬儀会館(斎場)に移行して、寺と葬送の課題
・現代の葬送儀礼(現代から未来の葬儀・墓制を考える)
・葬儀・お墓の未来―死の風景の変化をみつめながら
・人それぞれの別れ方メモリーがある

いろんなテーマについて語ってきたものだ。
それゆえ下準備がけっこうたいへんだった。
話すのは90~120分でも、資料の準備には2~3日はかかる。
なかには1週間かかるものもある。それでも長い蓄積があるのでこれで済んでいるとも言える。
話す内容はPowerPointで講演中に示すだけではなく配付する。しゃべりが不鮮明な点、聞き間違えを防ぎ、補うためだ。
基本は立ってしゃべる。だが時には体調が悪く座ることもある。

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投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/