従来であれば、2020年の人口動態統計の年間推計が2020年12月下旬に公表されているはずである。
しかし、2021年4月10日現在公表されていない。
厚労省によれば
「厚生労働省では、人口動態統計の年間推計について、下記のとおり前年の数値を基準とし、今年の速報値・概数値の要素を加味して機械的に算出し公表してきました。しかし、令和元年(2019)及び2年(2020)の数値は、以下のように例年と異なる動きが出ています。
・死亡数 近年は、高齢化により増加傾向でしたが、令和2年1~10月の累計で減少
・婚姻件数 令和元年5月(増)、11月(増)、令和2年2月(増)、5月(減)の大幅な変動
・離婚件数 令和2年4月以降について、大幅な減少
・出生数、死産数 妊娠届出数について令和2年5月から、死産数について令和2年7月から減少していることから、12月の出生数に影響がでる可能性」
つまり、コロナ禍の影響が人口動態に大きく影響を及ぼしているため、10月までのデータから年間推計を機械的に算出していた年間推計が実数と大きく異なる可能性があるので公表を取りやめたというのだ。
そこで2019年と2020年の月別比較を示してみよう。
2020年は11月までのデータである。
出生数と死亡数(太線が2020年)
婚姻数と離婚数(太線が2020年)
コロナ禍が家庭を直撃したことがわかる。
「ジューンブライドJune bride」が姿を消し、離婚が減少。
しかし離婚減少は必ずしもいいこととは言えないようだ。
在宅勤務が多くなったことから離婚が抑制され、それが家庭内暴力や女性のストレス増加から自死の増加を招いたということも考えられるからだ。
ちなみに2019年の確定数は以下のとおりとなっている。( )内は2010年。
出生数 865,239(1,071,305)-19.2%
死亡数 1,381,093(1,197,014)+15.4%
婚姻数 599,207(700,222) -14.4%
離婚数 208,496(251,379) -17.1%
合計特殊出生率 1.36(1.39) -2.2%
この間、出生数と婚姻数は大幅減。死亡数は大幅増加している。
※人口動態統計は年間推計が当年の12月下旬、月報年計が翌年の6月初旬、確定数が翌年の9月中旬に公表されている。
2021年4月現在、2020年の年間推計の公表はされておらず、確定数の最新は2019年の分である。
【ご報告】
前回(3月28日)のブログでに、3月26日夜に急に歩行困難に陥ったことを報告した。
ご心配をおかけした。
27、28の両日はつたって這って歩いたようなもの。坐っては何の問題もない。
3月29日に病院に行き、レントゲンを撮影したが原因がわからず、脳のスキャンは問題なく、数種類の薬をもらった。
少し歩けるようになったので、4月1日、3日、6日と杖をついて整体に行き、針を含めた治療を行ってもらった。
4月8日には初めて杖なしで片道徒歩10分にある眼科に行き、4月9日には杖を持ってであるが初地下鉄に乗って外出。少し疲れたものの無事であった。
この様子であるならば、4月19日あたりから通常の外出が可能となるのではなかろうか。
年齢からくる骨の狭窄部分の筋肉か何かに問題が生じたことからきたもので、この年齢になれば今後も発生可能性があるもののようだ。