年明けて早々のことだが、
1月9日にICU(国際基督教大学)平和研究所で、筑豊の子供を守る会(1960ー1967)のシンポジウムが行われる。
https://subsite.icu.ac.jp/pri/lecture-symposium/post-11.html
2月11日には福岡県立大学でシンポジウムが行われる。
https://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/kiji0038364/3_8364_30670_up_7a1b7vw8.pdf
いずれにも私が出席し、短い時間だが話をする。
これは、このたび『「筑豊の子供を守る会」関係資料集成』という8巻におよぶ本が刊行されたことで行われるものである。
https://rikka-press.jp/chikuhounokodomo/
筑豊の子供を守る会とは1959年の黒い羽根運動をきっかけに生まれたキリスト教学生を中心に始まった閉山炭住の子供たちを主たる対象とした学生運動である。
1967年に解散したが、その時の中央委員長が私であった。
私は、64年に大学入学してすぐにこの活動に参加。65~66年度には年間約5か月を筑豊現地に滞在して活動した。
67年3月に運動体として維持できず解散に至ったが、これは私にとって大きな挫折となった出来事である。
18歳~21歳の時の活動を76(1月に77)歳になる後期高齢者が総括するというとんでもないことである。
東京のシンポジウムには初代は86歳を超える先輩方もが集まる。
今はほとんど隠居の身だが、多くが大学名誉教授、牧師等である。フリーランスでもの書きをしているのは私くらいのようだ。
先輩が始めた運動を解体した「愚か者」と叱られることだろう。
特に東京のシンポジウムでは「60~70年代の若者は何を考え、行動したか」がテーマになっている。半世紀以上昔の話だが、関心のある人はどうぞ。
今ようやく「筑豊の子供を守る会の歴史」をPowerPointで32枚でまとめた。
これをそのまま話す時間はないので、これから講演資料を作成することになる。