コロナ禍と葬儀(続)

23年はブログは1月7日以来の更新となる。
この間、別に病気で休養していたわけではない。ただサボっていただけである。
もとより日々老いて衰えていることは事実であるが。

この間のことのいくつかを報告しておこうと思う。

「コロナ禍と葬儀へ与えた影響(続)」の論文発表と講演(YouTube)

再開の最初は、6月に行われた日本葬送文化学会総会で行った講演の報告である。
タイトルは「収束期に入った今、全体を振り返る コロナ禍と葬儀への影響(続)」である。

これは日本葬送文化学会・会誌「葬送文化24」(2023年3月)に掲載した、かなり長い論文を基に行ったものである。

またこの論稿は、日本葬送文化学会・会誌「葬送文化22」(2021年2月)に掲載した「コロナ禍と葬儀に与えた影響」に続くものである。

この2つを合わせることで2020年1月より始まり2023年初頭まで2年を超えて続いたコロナ禍の全体像を提供するものとなっているはずである。
詳細に記録したので、追って順に読んでいただければ、世界、日本の新型コロナウイルス感染症(covid-19)の感染動向の推移ならびに葬儀への影響について理解できるようになっているはずである。
葬儀への影響のみならず社会に与えた影響についてもできるだけ分析している。
コロナ禍は、現在も沖縄だけではなく、都内においてもジワリと感染が拡がっており、一応の「収束」は見たが、けっして「終息」には至っていない。

この2つの論稿が目的としたのは「コロナ禍」の記録である。
第1次大戦下で猛威をふるい今回のCovid-19とは比べようがない災禍を招いたスペイン風邪が歴史の記録としてはほとんど記録されなかったこともあり、きちんと記録しておこう、という動機から生まれた。
会誌の編集責任者である山田慎也さん(国立歴史民俗博物館教授)の指名によるもので、長年山田さんにはいろいろお願いした身であるので、半分隠居の身としては引き受けざるを得なかったし、私にも「記録したい」という衝動があった。

第1回の「コロナ禍と葬儀へ与えた影響」は2021年1月にYouTubeに掲載された。
https://www.youtube.com/watch?v=WcEqzmqJ0t8&t=6s

今回の2回目の「コロナ禍と葬儀へ与えた影響(続)は2023年6月にYouTubeに掲載された。
https://www.youtube.com/watch?v=nQqc9Fq0z4A&t=10s

以下、2回目の講演で用いた資料を紹介しておく。

老いたのが明らかである。滑舌の悪さを補うため、PowerPointの内容を以下示しておく。
日本葬送文化学会・会誌「葬送文化」は以下を参照。
https://www.sosobunka.com/

講演資料

 

 

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投稿者: Hajime Himonya

碑文谷 創(ひもんや・はじめ)/ 葬送ジャーナリスト、評論(死、葬送)、 元雑誌『SOGI』編集長(1990~2016)/ 【連絡先】hajimeh46@nifty.com/ 著書 『葬儀概論(四訂)』(葬祭ディレクター技能審査協会) 『死に方を忘れた日本人』(大東出版社) 『「お葬式」はなぜするの?』(講談社+α文庫) 『Q&Aでわかる 葬儀・お墓で困らない本』(大法輪閣)  『新・お葬式の作法』(平凡社新書) ほか/

「コロナ禍と葬儀(続)」への2件のフィードバック

  1. 資料の公開ありがとうございます。わたしも21年11月から国際学会などで断続的に報告を続けてきております。10日ほど前にはメルボルンで開催されました国際社会学会世界大会でDeaths Under the Pandemic: From Simplified Ceremonies to Shrinking Relationshipsとして話をしてきました。

    1. 嶋根先生
      ありがとうございます。また、いろいろ教えてください。

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