「老い」を考える

■「老い」について書いた 「死学」が私のライフワークである。 「高齢者問題」について書くこと、しゃべることはあっても、「私自身の老い」について書いたのは今回が最初であるように思う。 先日の「古墳から現代まで 墓諸相」に続いて古い友人が発行人を務める会員用月刊紙に求められて書いたのが 老いを生きる その生と死 である。 私は1946(昭和21)年1月19日生まれであるから73歳、同学年の者には74歳になった者もいる。 でも世にいう「高齢者」とは、 65~74歳 前期高齢者 75歳以上 後期高齢者 であるか... 続きを読む

告別式から見える葬儀の変遷/施設死の増加

■葬研「碑文谷創の葬送基礎講座」更新 本日(2019年7月1日)、葬研「碑文谷創の葬送基礎講座」が更新され、第7回「告別式から見える葬儀の変遷」 https://souken.info/himonya7 がアップされた。 現在の葬儀の場所の多くは斎場(葬儀会館)で行われている。 これは1980年代の中旬より始まった流れで、1990年代に大勢となった。 全国的に激しくなった斎場(葬儀会館)建設ラッシュ(それを消費者が受け入れたこと)による「斎場戦争」による。 2010年以降、斎場(葬儀会館)も葬儀の小型化を... 続きを読む

なぜ「葬儀」を基本から語るか?

葬研 https://souken.info/ というサイトで「碑文谷創の葬送基礎講座」 というコーナーを書かせていただいている。 その第6回 「葬儀」と「告別式」 https://souken.info/himonya6 が6月14日(金)に掲載された。 「葬研」はもともとビジネス色の強いサイトであるから、「葬送」を文化、歴史、哲学(宗教)という関心を主としてきた私の書くものがどれだけ必要とされるか、いささか疑問を抱えながら掲載を繰り返してきた。 第1回「いま、葬送が抱える課題とは?」① 週刊誌は「終活... 続きを読む

葬儀業の市場規模を予測してみた

葬儀業の市場規模を予測してみた。 葬儀業の市場規模については「2兆円」という数字が躍るがほんとうか? そこで私なりにデータを使ってやってみたのが 本日(2019年5月15日)公開した 葬研.com碑文谷創の葬送基礎講座④葬儀市場の規模は? https://葬研.com/himonya4 である。 世の中には大きく2つの葬儀市場予測数字がある。 ①日本消費者協会「葬儀についてのアンケート調査」を基にした予測 最新の2017年1月発表の「葬儀一式費用」の平均額が1,214,000円に全国の死亡数を乗じて算出... 続きを読む

格差社会の葬送

本日(2019【令和1】年5月1日、葬研.comの「碑文谷創の葬送基礎講座」(毎月1日、15日頃更新予定)が更新された。 第3回 格差社会の葬送とは―いま、葬送が抱える課題とは?(3) https://葬研.com/himonya3 これまでの2回は、 第1回 週刊誌は終活で大騒ぎ―いま、葬送が抱える課題とは?(1) https://葬研.com/himonya1 第2回 「少子多死社会」ということ―いま、葬送が抱える課題とは?(2) https://葬研.com/himonya2 「人並みの葬儀」と... 続きを読む