個人化時代の葬儀(2)―弔いのあり方 昨日(2018年2月4日)の朝日新聞「弔いのあり方」第1回「お葬式」について昨日1回目を書いた。 https://hajime-himonya.com/?p=1560 きょうは私が寄せた談話について書く。 談話をまとめた高橋記者も苦労したことだろう。 何せ中世から現在までの葬送の転変を、私が寄り道しながらダラダラ話したものをまとめるのであるから。 しかも取材に来た翌日昼には原稿にしてメールで送ってくるという早業! 18時には修正して戻してほしい、という。 取材にき... 続きを読む
カテゴリー: 報告
四畳半からの報告20180130
IFSA(日本遺体衛生保全協会=エンバーミングの組織)から『エンバーミング技術』3号が出た。 目次 日本のエンバーマーたちの技術進化はめざましく、先進国の北米とも遜色ないレベルになっている。 今回の3号は橋詰知子さん(スーパーバイザー、燦ホールディングスグループ公益社)が座長となってまとめたもの。 馬塲、佐藤(貴)、関、橋詰さんが創刊号からの編集委員。 監修は高篠智(杏林大医学部講師)、宇屋貴(スーパーバイザー)さん 私は創刊号以来の最後の尻たたき役で制作を完成する役。 こういう若い人たちと一緒... 続きを読む
角田山妙光寺法灯継承式に行ってきました
新潟市(旧巻町)の日蓮宗角田山妙光寺の法灯継承式に行ってきました。 妙光寺は永代供養墓の先駆け安穏廟で知られますが、それだけではなく、お寺が生きるということを模索し続けてきた寺です。 http://www.myoukouji.or.jp/about/index.html 700年の歴史をもち、まさに過疎地にある寺。 日本の寺の典型ともいうべき寺でした。 その寺がどう変わったか、は一つの実験例として広く検証される価値があります。 角田山妙光寺の住職が2017年11月18日に第53世小川英爾(今後は院首)さ... 続きを読む
『未来への遊行帳2017夏』と多少の報告
松本市浅間温泉にある臨済宗妙心寺派神宮寺の高橋卓志さんからメールがあり、雑誌『SOGI』通巻153号に掲載させていただいた高橋卓志さんへのインタビュー「葬儀、寺のあり方を問う」A4で14ページを神宮寺『未来への遊行帳2017夏』に転載させてほしい、とのこと。 パソコンからデータを取り出し送った。 それがこのほど刊行された。 高橋卓志さんについて簡単に紹介すると、こうなる。 臨済宗妙心寺派神宮寺(長野県松本市浅間温泉)住職 龍谷大学大学院実践真宗学研究科客員教授 いち早くチェルノブイリ原発事故... 続きを読む
四訂葬儀概論が完成
『四訂葬儀概論』が4月7日完成。 初版が1996年4月、改訂版が2003年5月、増補三訂(360ページに)が2011年6月、今回の四訂が2017年4月…と平均5年強で改訂を繰り返してきたことになります。 本体9,524円と少々高いですが、葬送に関してはまとまったものはこれ1冊、内容的にはそれなりのものと思っています。 葬送の歴史としてまとまったものは本書が本邦初でしたが、現在の部分はいまだに書き続けています。 私のライフワークとなりました。 初版は1996年の葬祭ディレクター技能審査の第1回に間に... 続きを読む