シンポ「NPO法人が切り開いた葬送の多様化とその将来」

エンディング産業展2018年8月22日~24日に東京ビッグサイトで行われる。 私はこうしたイベントとはほとんど無縁で、エンディング産業展の第1回のパンフレットに葬送業界の概況について書いたことがあるくらいである。   私は、八木澤壮一先生等との関係で旧葬文研(葬送文化学会)のメンバーで、現・日本葬送文化学会の名前だけ(会費を納めるだけ)の会員であるが、現会長の福田充さんから話があって、24日13時~14時半に行われるシンポジウムのコーディネータを務めることになった。   テーマは NP... 続きを読む

海洋散骨ガイドラインへの要望―『海へ還るー海洋散骨の手引き』を読む(3)

前回まで 海洋民族の記憶の古層―『海へ還る―海洋散骨の手引き』を読む(1) https://hajime-himonya.com/?p=1578 海洋散骨ガイドラインー『海へ還るー海洋散骨の手引き』を読む(2) https://hajime-himonya.com/?p=1581 『海へ還るー海洋散骨の手引き』を読む が少し長くなった。 今回はこれでまとめるため、少し長くなっている。 海洋散骨ガイドラインは極めてよくできている。 前回紹介していなかった項目で重要と思われるのは 10 日本海洋散骨協会ガイド... 続きを読む

海洋散骨ガイドライン―『海へ還るー海洋散骨の手引き』を読む(2)

村田ますみ編『海へ還るー海洋散骨の手引き』はいろいろな意味で興味深かった。 特に興味深かったのが「付録」として掲載された日本海洋散骨協会「海洋散骨ガイドライン」である。 これは優れている。 ガイドライン策定趣旨に次のように記されている。 万が一、散骨の態様が祭祀としての節度を越え、一般市民の宗教的感情を害した場合、遺骨遺棄罪にあたり違法と判断される可能性があります。 そこで、海洋散骨が祭祀としての節度をもって行われることを確保するために、業界団体として散骨方法に関する自主基準を策定する必要があると考えま... 続きを読む

海洋民族の記憶の古層―『海へ還るー海洋散骨の手引き』を読む(1)

太田宏人さんとの縁で、村田ますみさんから彼の遺稿が収録された本を出す準備をされていると教えていただいた。 (注)太田宏人さんについては ペルーとの関係を含めてわかる晃輝和尚の https://ameblo.jp/seiryo-koki/entry-12377528763.html hasunohaさん(僧侶)の http://taka.hasunoha-blog.info/shinsai6year/ 私が書いた太田さんの訃報 https://hajime-himonya.com/?p=1569 私が書いた... 続きを読む

葬儀の風景は一変したが 個々の生死の現実を突きつける―中外日報コラム④最終回

中外日報に4回にわたりコラムを掲載した。 今回は最終回。 第1回は、「孤独死」「無縁墓」 価値観伴った不当な言葉―中外日報コラム(1) https://hajime-himonya.com/?p=1572 第2回は、超高齢社会「死」の観念、大きく変化―中外日報コラム(2) https://hajime-himonya.com/?p=1573 第3回は、都市化・過疎化と葬儀、墓—中外日報コラム(3) https://hajime-himonya.com/?p=1576 葬儀の風景は一変したが 個々の生死の現... 続きを読む