「葬儀市場の分化」 なんてあたりまえのことである。 なんでいまさら書いているんだ? という気分が書いている自分を憂鬱にさせていた。 おそらく高度経済成長もバブル景気も知らない40代、30代、20代の葬儀に係わる人たちにとっては自明なことのはずだ。 40代の人に 「葬儀の小型化という話を聞きますが、私たちが業界に携わった時、葬儀は小型があたりまえだし、個人化もあたりまえでした」 と言われたことを思い出していた。 この20年の間に葬儀市場はすっかり変わっているのに、それを前提に考えなければいけないのに、... 続きを読む
カテゴリー: 社会
小谷みどりプロデュース『没イチ メンズコレクション』
講演の準備のPowerPointつくりに追われたり、のんびりとしていたら、もう12月だ。
師走というわけだ。
本日Facebookを開いたら、いつも「いい仕事をするなぁ」と感心している塚本優さんが
『葬送ジャーナリスト塚本優の終活探訪記』を更新していて、何と私が次に取り上げようとしていたことをモサモサしているうちに取り上げられてしまっていた。
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『現代用語の基礎知識2019』が出た
■自転車を買った
一昨日、自転車を買った。
変哲もない普通の自転車だ。
これまで家にあった、これも変哲もない自転車が壊れていた、ということも理由だ。
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「Good Death」」はないだろうーおごるな終末期医療
「グッドデス(good death)」という言葉が、終末期医療、緩和ケアにおいて今注目を浴びつつあるようだ。 これを最初に目にした時、思わず「バカな!」と思った。 この用語は、提唱者の意図と異なるだろうが、死に方に「良い死に方」と「悪い死に方」がある、という価値区分を与えかねない。 ある意味で危険かつおこがましい用語であると思う。 「グッドデス」は2000年頃に米国で誕生。 日本語では「良い死」と訳さず「望ましい死」と訳されているのはそれなりの配慮だろう。 この用語の意味は、終末期医療の見直しを医療者側... 続きを読む
格差社会の葬送、寺院・教会
人口動態統計の最新の発表等があったため、それらの紹介を兼ねて、本日「も」長い。 ■「人生90年時代」の到来と少子多死社会の伸び 平成29年(2017)簡易生命表によると、平均寿命(0歳児の平均余命)は、男性81.09年、女性87.14年と前年比0.1年伸びた。 1960(昭和35)年が男性65.32年、女性70.19年であったから約60年間で15~17年伸びたことになる。 より実感に近いのは寿命中位数である。 「寿命中位数」とは、「生命表上で、出生者のうちちょうど半数が生存する... 続きを読む