「危機」ということ

コメント広場が賑わい、私もそれにコメントしていますが、ここで私の考え方の一端を言っておきます。 「家族の危機」「仏教(でなくても何の宗教でもいいのですが)の危機」 と言われ、私も発言していますが、その問題はかなりの深刻な問題ではあるのですが、けっしてそれ以前がよかった、問題がなかったというわけではないのです。 「イエ制度」下の家族には大きな問題がありましたし、また、それを必要とした社会的背景もなかったわけではありません。戦前の二・二六事件や五・一五事件の背景には、近代化にまい進する社会が同時に農村の危機を... 続きを読む

葬式と布施 私の意見

葬式と布施についての全日本仏教会主催のシンポジウムについて先に2回感想めいたものを書きました。 コメントをいただいたように、地方寺院の問題は大きな問題です。前にも紹介したように、都会にある住職のある意味ノホホンとしたものとは異なり、特に40代、50代の僧侶の方が強い危機感をもっています。私がシンポジウムの席上配布した資料をそのまま掲載したほうが、私の考えについてご理解いただけるかと思います。長いですが、以下に掲載します。ご批判を歓迎します。 おそらく私の認識はまだまだ甘いものでしょう。それを承知の上、掲載... 続きを読む

葬式の布施をめぐるシンポジウム

このところ雨も降り(それも局地的な)、ようやくちょっと涼しくなりました。だが、どうもバテ気味です。 案内したことでもあるので、9月13日に秋葉原で行われた全日本仏教会主催のシンポジウム「葬儀は誰の為に行うのか?~お布施をめぐる問題を考える~」の報告を一部しておきます。 なお、このきっかけとなったイオンのお布施の金額目安表は何度かの変遷があり、現在ではホームページから完全に撤去されています。 シンポジウムは最初に4人が15分ずつ(とてもじゃないが短い)話した後、休憩時間に参加者から集めた質問にパネラーが答え... 続きを読む

この本はいい!

暑い。 昨日は福岡日帰りしたが、蒸しており、夜家にたどり着いた時にはワイシャツを絞れば汗がヒタヒタという感じ。 すぐシャワーを浴びた。 私がブログを中断しているときはだいたいが(例外はあるが)忙しくしているとき。 このところ自分でもなぜかわからないのだが予定が詰まっている。 中には候補日を記入しておいて、他の日になったのに、飛行機の予約をとってしまったこともある。 手帳に記入しない予定はすっかり忘れている。 原稿の締切日も予定に記入している。記入し忘れたら、けっして思い出すことがない。催促されて、そんな原... 続きを読む

消えたブログ

というのはブログを書いていた最中に電話が長時間になったときに無意識に終了させたようです。 書いていたのが結構長かったので再現は無理です。紹介していた本のタイトルのみ 千坂げん峰『樹木葬和尚の自然再生』(本体1800円、地人書館) 岩上真珠。鈴木岩弓・森謙二・渡辺秀樹『いま、この日本の家族』(本体1800円、弘文堂) 高橋繁行『寺、墓、葬儀の費用はなぜ高い?』(本体714円、飛鳥新書) また、6月1日発売で橋爪謙一郎『お父さん、「葬式はいらない」って言わないで』(本体756円、小学館新書) さっき書いていた... 続きを読む