福島第1原子力発電所の事故の危険度は最高のレベル7となっていることは保安院が4月12日に発表した。 だが、発表前の3月末日段階で、安全委員会も保安院も既にレベル7に達した、との見解をもっていたようだ。保安院はチェルノブイリの10分の1であることを強調しているが、危険性が緩和されているわけではない。次の見通しを得るまで、1カ月はかかるだろう、とのこと。20キロ圏内は立入禁止区域となっている。地震にも津波にも大きな被害に遭わなかった圏内の住民は、早期の立ち入りを願っているが、一時立ち入りを認める方向のようだが... 続きを読む
年: 2011年
行方不明者数はわからない
4月5日の18時45分のNHKのニュースが次のように報じたのは2日前だ。だが、どうにも書けなかった。2日遅れだが。 東日本大震災の行方不明者について、警察庁は、現時点で1万5000人余りと発表していますが、役場自体が大きな被害を受けるなどした宮城県の南三陸町など5つの市と町については、現時点でも行方不明者の人数をまったく集計できていないことが分かりました。今後、集計が進むと行方不明者の数はさらに増えるおそれがあります。 今回の大震災で警察庁が発表している行方不明者は、5日午後4時の時点で、6つの県で1万5... 続きを読む
少し気を抜く 四谷の春
きょう昼四谷駅前に足を伸ばした。 某銀行が「節電」で近くのCDを2つ閉鎖したためだ。 四谷駅麹町口すぐの小さな花壇と外堀のサクラだ。 ... 続きを読む
暖かくなって困ること 東日本大震災
今年はもう春だというのに寒い日が続いた。サクラが東京では開花したというニュースもずいぶん前に聞いた気がする。でもそんなことどうでもよい気がする。例年は「うれしい」ニュースだったが。 海からの遺体捜索でかなりの遺体が見つかったという。沿岸部集中捜索の初日の結果約30体。でもまだ瓦礫の下にたくさんの遺体がある。 寒かったから、このところ発見された遺体には結構きれいな状態のがあったという。もちろん腐敗が激しい遺体もある。被災地の気候も少しずつだが暖かくなってきている。被災地の生活にとっては朗報だが、遺体にはマイ... 続きを読む
疲弊する被災地
震災が起きたのは3月11日、そしてきょうは3月31日。まだ現地では多数の遺体が葬られず遺体安置所にある。これから瓦礫の下から発見される遺体が毎日少しずつある。 遺体の状態はさまざまである。思いもかけずきれいな状態で発見される人もいる。 身元が不明な遺体もあるが、家族はいなくとも近所の人がこの人は誰と教えてくれるケースも結構あるという。都会と違い、その点は地域社会が生きている、ということを感じさせる。 葬祭業者も経営者もろとも津波にさらわれたケース、建物が半崩壊し、動くに動けないケース、普段は競争相手なのが... 続きを読む