今回、シリーズで講義していたものが一段落したので、雑誌を終えた後の2017年以降に話してきたテーマを一覧しておく。私自身の整理という意味が大きい。 講演・講義はすべてPowerPointにしている。 ブログで一部は報告しているが、ほとんどはこれまで記載していなかったものである。 ・変わり続けるお墓と葬送のいま ・現在の「葬送」を考える ・民衆にとっての墓の変遷 ・変わるお墓と樹木葬 ・日本人の葬儀観と死別 ・火葬とそのコンテキスト ・揺れ動く日本人の死生観 ・「死体現象」とは 遺体は公衆衛生上安全か? ・... 続きを読む
人の死を看取り、弔い、葬ること
12月2日に葬研「碑文谷創の葬送基礎講座」が更新された。 テーマは「人の死を看取り、弔い、葬ること」https://souken.info/himonya17 このテーマで書くことは何度目かになる。 私にとってはメインテーマともいうべきもので、これについて触れないと、なにか忘れ物をしたような気がして落ち着かない。 そこで10回に1回とまではいかないが、このテーマにときどき立ちかえることになる。 データはいつも最新であることに気をつけている。 データがすべてでは無論ないが、データを時系列で見ることで時代が浮... 続きを読む
葬送基礎用語の解説
葬研「碑文谷創の葬送基礎講座16」が本日更新された。 今回のテーマは「葬送基礎用語の解説」 https://souken.info/himonya16 いわば「葬送用語小事典」である。 全体の構成と収録語、関連語は、以下のとおり。 今から考えるともう少し掲載語を増やしておきたかったと思うが(火葬、霊柩車、エンディングノート等)、コンパクトに今の葬送を囲む状況を知る、ということでは有用かと思う。 1.現代社会と死 ▼多死社会▼在宅死—増える老人施設死(在宅ケア/老老介護/認認介護/介護離職)▼自死(自殺)... 続きを読む
「葬祭業」か「葬儀業」か?
葬研「碑文谷創の葬送基礎講座⑮」が本日(11/11)更新された。 今回のテーマは 「葬祭業」か「葬儀業」か? https://souken.info/himonya15 ■Wikipediaの解説の間違い Wikipediaでは 「葬祭業(そうさいぎょう)は、葬儀や祭事の執行を請け負う事業である。葬儀のみを行う場合は葬儀業ともいうが、石材店や生花店・造花店など葬儀にかかわる業種が兼業することも多く、近年では他業種から参入するケースもある。」 と書かれているが、結論からいえば「葬祭業」と「葬儀業」に実体とし... 続きを読む
南出好史 その生と死
9月4日のブログで福岡在住の義兄を見舞った、と書いた。 https://hajime-himonya.com/?p=2168 その義兄・南出好史が10月14日夜に死亡した。 翌15日空路福岡に入り、16日家族で自宅にて通夜、17日に葬儀社の会館で葬儀、出棺、火葬を営み、18日に残った甥と事後のことを打ち合わせ、帰京した。 慌ただしい、すさまじく疲労した1週間であった。 写真は火葬後に自宅に遺骨を安置した様。左が好史、右が5年前に死亡した妻・祐子 ここに義兄の名を挙げ、報告するのは、ひょっとして義兄の生前を... 続きを読む