あのとき それから 1990年日本初の樹木葬

昨日2017年5月31日朝日新聞夕刊特集「あのとき それから 1999年(平成11年)日本初の樹木葬」(記者:帯金真弓さん)が掲載された。   http://digital.asahi.com/articles/DA3S12965781.html いま樹木葬は中国、韓国でも人気らしいが、起源は1999年に岩手県一関市の祥雲寺(当時:現在は知勝院)が山ごと「樹木葬墓地」として許可を得て開設したのが最初。 自然保護活動と葬送を一体化した提案であった。 http://www.jumokuso.or.jp/... 続きを読む

「家族」…この不思議なもの

「家族」というのは不思議なものだ。 多くの人にとっては、疑いようのない濃い人間関係なのだろう。 しかし、それ故、強い反発と憎悪の対象にもなり得る。 また、家族を私物化してしまうこともある。ほとんどが無意識のうちにだ。それがいつのまにか、相手への肉体的、精神的暴力となったりする。だが、それを意識化することは極めて困難である。 あるいは「関係を断つ」ことには相当の覚悟が強いられたり、いったん離れると、再度の関係づけは難しい。 「犯罪」というのは、「外から来る」と漠然と思っていることが多いが、実はかなりの確率で... 続きを読む

公取「葬儀取引実態調査報告書」公表―葬祭業の実態、課題が明らかに(2)葬儀市場

「葬儀取引実態調査報告書(平成29年)」の第2弾。 ①葬儀の市場規模は1兆7800億円は正しいか? 報告書の最初に「葬儀業の概況」があり、その1に「葬儀市場の概況」がある。 最新の2015(平成27)年には1兆7800万円(見込み)とある。 直観として大きすぎる!と感じた。 計算根拠は?と調べようとしたら、これは公取が計算したものではなく、矢野経済研究所『フューネラルビジネスの実態と将来展望 2015』をもってきたものだった。 公取の手抜きである。 これを調査結果の最初にもってくる神経を疑う。 矢野... 続きを読む

公取「葬儀取引実態調査報告書」公表―葬祭業の実態、課題が明らかに①下請法違反

公正取引委員会は(2017年)3月22日報道発表資料を公表した。 「(平成29年3月22日)ブライダルの取引に関する実態調査報告書」http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h29/mar/170322_1.html 「(平成29年3月22日)葬儀の取引に関する実態調査報告書」http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h29/mar/170322_2.html この2つの報告書が同日に発表されたのは偶然ではない。この同一調... 続きを読む

子どもの貧困

子どもの貧困は日本の未来を決する問題だけではなく、子ども一人ひとりの人権に関する問題だと思う。 3keysによればhttp://3keys.jp/state/ OECDによると2005年の日本の子どもの貧困率は14.3%となっており、約6人に1人が貧困状態と言われています(2009年の厚生労働省調査によるとは15.7%)。 子どもの貧困とは、等価可処分所得の中央値の50%以下の所得で暮らす相対的貧困の17歳以下の子どもの存在及び生活状況を言い、一般的な水準の半分にも満たない水準で暮らしている子どもたちがど... 続きを読む