南出好史 その生と死

9月4日のブログで福岡在住の義兄を見舞った、と書いた。 https://hajime-himonya.com/?p=2168 その義兄・南出好史が10月14日夜に死亡した。 翌15日空路福岡に入り、16日家族で自宅にて通夜、17日に葬儀社の会館で葬儀、出棺、火葬を営み、18日に残った甥と事後のことを打ち合わせ、帰京した。 慌ただしい、すさまじく疲労した1週間であった。 写真は火葬後に自宅に遺骨を安置した様。左が好史、右が5年前に死亡した妻・祐子 ここに義兄の名を挙げ、報告するのは、ひょっとして義兄の生前を... 続きを読む

「供養業界」「終活事業」「ライフエンディング産業」という世界

前回の更新から20日以上経過した。 もっとも昔は月単位で更新をさぼったこともあった。 今回は理由のあることであったが、それは別に書く。 10月15日にすでに葬研の葬研「碑文谷創の葬送基礎講座」が更新された。 今回は14回目にあたる。 タイトルは 「供養業界」「終活事業」「ライフエンディング産業」という世界 https://souken.info/himonya14 葬送関係の事業分野を総括する用語として「供養業界」「終活事業」「(ライフ)エンディング産業」の3つがある。 これを整理し、事業者の取り組みにつ... 続きを読む

死者・遺族を知らずに葬式は可能か?

本日、葬研の「碑文谷創の葬送基礎講座」を更新。13回目になる。https://souken.info/himonya13 ネット系葬儀斡旋事業者の問題を取り上げ、それがサービスを提供している「僧侶派遣」「派遣僧侶」の問題を取り上げてきたが、その最終回になる。 ■高橋卓志さん、小川英爾さんとの出会い 高橋卓志さん(臨済宗僧侶。長野県神宮寺住職、但し今は42年勤めた寺を離れ京都在住、タイのチェンマイ留学中。龍谷大学文学部大学院・客員教授)がlineや「高橋卓志オフィシャルサイト」で盛んに発信している。 htt... 続きを読む

「布施は宗教行為の対価」か否か?

■アマゾンに「お坊さん便」が出品 葬研の「碑文谷創の葬送基礎講座」が9月16日に更新された。 「布施は宗教行為の対価」か否か? ―僧侶手配、派遣僧侶の問題をどう考えるべきか① https://souken.info/himonya12 アマゾンのマーケットプレイスに株式会社みんれび(現「よりそう」)が「お坊さん便」を出品、販売開始したのが2015(平成27)年12月であった。 これに反発した全仏(公益財団法人全日本仏教会)が理事長談話を同月24日にプレスリリースした。 何かと対応が鈍い仏教会としては異例の... 続きを読む

岐路に立つ仏教寺院

しばらくぶりの更新となる。 ■義兄を見舞う 7月の下旬から2週間以上、ひどい腰痛さらには頸の痛みを体験し、回復したかと思ったのだが、8月の末からまた腰痛に悩まされている。 普段の姿勢の悪さ、終日椅子に座っての生活が原因かなとも思うのだが、何か身体が壊れはじめているのではないか、という感じがしている。 いくつかの病を経験しているものの、同世代の者と比べるとさほどのことではない。 身体的にはきついのだが、何か病を経験した者の仲間入りした、という奇妙なうれしさみたいなものを感じている。 若い頃、戦後派の人たちに... 続きを読む