東日本大震災の被災遺体の土葬が開始された、と本日の日本経済新聞夕刊が伝えた。http://www.nikkei.com/news/ 地震や津波などで約650人が死亡、約430人が行方不明となっている宮城県東松島市で22日、犠牲者の遺体の土葬が始まった。手を取り合い、ひつぎに土をかける遺族たち。冷たい風が吹きつける山あいの墓地が悲しみに包まれた。 同日午前10時ごろ、市が急きょ設営した墓地に、自衛隊のトラックが約20人の遺体を運び入れた。参列した遺族ら約50人は着のみ着のままで避難したためか、多くはジャ... 続きを読む
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グリーフワークは古典的概念?
「グリーフケア」について書かれた本がおくられてきた。この本について文句をつけた話。 サブタイトル等で用いておられる、悲しみを「癒す」という表現は、これまで私は「使用したくない」とかねがね言明しておる言葉で、これが使用され たことははなはだ残念です。どんな専門家でも「近親者のグリーフワークを妨げない配慮、妨げるものから防御し、個々にあった支援を行う」ことで、重要なのは死別を体験した近 親者のグリーフワークであり、グリーフケア、グリーフサポートはそれを高々支援するだけのものであり、これについての認識は必要です... 続きを読む
エンバーマー 現地派遣を決定 東日本大震災④
岩手県宮古市の天気予報は18日・19日は晴れの予想でも最低気温予想は0℃、20日から天気が崩れその後は雪や最低気温0℃以下が続く、となっている。 3月の中旬なのに現地はまだ冬 遺体については、かつての神戸同様に寒いのは歓迎だが、生きている人間には厳しい。 遺体の腐敗進行を恐れ、宮城や岩手の一部では土葬を決意したという。後々の二次葬を予測してやらなければならないので慎重に、と願っている。 墓地・埋葬・火葬については、許可等は都道府県知事になっているが、事務委任が市区町村になされてもうだいぶ経過している。今回... 続きを読む
死者は待てない! 東日本大震災③
東日本大震災が自衛隊や各国支援部隊が現地に入ることで、救出も遺体発見も進んでいる。 津波で人家の下敷きになっている人、溺死体なので腐敗変容も進む。報道機関により死者数が異なるのは、死体検案が済んだ遺体数となると数は少なくなるからである。警視庁も応援検視部隊を山形に作るという。仙台では宮城県総合運動場内に検視部隊がある。法医学者の数が少ないので検視は進まず、その前に遺体はそこかしこに置かれているようだ。検視の結果で身元判明率は3割とか、身元確認できる人も亡くなっているケースも多い。現地でも関東でも今ないのが... 続きを読む
東日本大震災 その2
日増しに救助される方も増えてきたが、集落ごとの消失もあり、死者も増えそうだ。宮城県だけで死者が1万人を超えそうだ。すると岩手県、福島県を入れると、相当の人数になりそうだ。 東北地方には停電でメールも送れない、送っても向こうで見られない、とか情報が密に取れない。同じ会社でも連絡が取れないというケースもあるらしい。 自衛隊が入って、救済がぐんと進んだのは喜ばしい。 現地では火葬場が稼動していないところも多い。仙台ではコンビナートが燃えておりガス供給がストップしているから火葬場は火曜日以降でないと稼動しないらし... 続きを読む