これまで書いたのは以下。 ・散骨に関するガイドラインが公表 https://hajime-himonya.com/?p=5071 ・散骨論議の経緯 https://hajime-himonya.com/?p=5079 ・解題・散骨ガイドライン(上) https://hajime-himonya.com/?p=5084 散骨ガイドラインの解題は、当初は2回の予定であったが、3回以上になると思われる。 前回法令について墓地埋葬法、刑法、廃棄物処理法について言及したが、今回は残った海上運送法、民法等、地方公共団... 続きを読む
カテゴリー: 葬送
解題・散骨ガイドライン(上)
これまで ・散骨に関するガイドラインが公表 https://hajime-himonya.com/?p=5071 ・散骨論議の経緯 https://hajime-himonya.com/?p=5079 と論じてきた。 時間を置いたこともあり、今回と次回(予定)にわたり「解題・散骨ガイドライン」と題して書く。 散骨論議の経緯で不足した点も本項で補っていく。 令和2年度厚生労働科学特別研究事業「墓地埋葬をめぐる現状と課題の調査研究」研究報告書より 散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け) ■ガイドラインの目... 続きを読む
散骨論議の経緯
この項は長い。 目次を参考に少しずつお読みいただければありがたい。 ■最初の散骨(「自然葬」) 日本で近代において記録されている限りの最初の散骨が報道されたのは、市民団体葬送の自由をすすめる会により1991年10月に神奈川県相模灘で「自然葬」と称して行われたものであった。 以後、同会によって「再生の森」にての地上での散骨を実施。 また民間事業者によって「海洋葬」等と称する海上散骨が行われるようになった。 これについては私が知る最初のものは東京都新宿区の葬儀社である公営社によって1994年2月に太平洋上にお... 続きを読む
散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)が公表
■散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)が厚労省HPで公表された 2021年3月、厚労省のホームページに「散骨に関するガイドライン(散骨事業者向け)」が掲載された。 https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000763737.pdf 厚労省のホームページに入って「散骨」という用語を検索すればすぐ出てくるが、手順からいえば次のようになる。 〈政策〉⇛〈分野別政策〉⇛〈健康・医療〉⇛〈生活衛生〉⇛〈生活衛生対策〉⇛〈施策情報〉⇛〈墓地・埋葬〉⇛〈参考資料集(パン... 続きを読む
葬式は必要か?—その視座を問う
■COVID-19の現況とGoogle予測 新型コロナウイルス感染症は10月中旬より第3波に入っている。 感染者(陽性確認者)数は第1波、第2波を超えた。(下図は2020年12月23日厚労省) 死亡者数も増加している。 しかし、致死率は高かった第1波を下回っている。 Google予測COVID-19感染予測(日本版) Japan:COVID-19 Public Forecasts https://datastudio.google.com/reporting/8224d512-a76e-4d38-9... 続きを読む