コロナ禍と葬儀 葬儀の変化②―2020 年7月以降

2020年5月25日の緊急事態宣言の全面解除を受け、社会は緩やかではあるが、経済活動の再開に向かって動きだすことになる。 異論はあったものの、政府は7月各種のGo Toキャンペーンを開始。7月より感染防御と社会経済活動の両立が図られることにより、特に地方においては葬儀が一定程度の回復に向かうことになる。 ※2021年1月の再度の緊急事態宣言発出により、予定されていたお別れ会等の開催が急遽中止が相次ぐことになった。 葬儀の「平常化」といっても、コロナ禍以前とは異なる。あくまで感染防御との両立を図ってのもので... 続きを読む

コロナ禍と葬儀 葬儀の変化①—2020年3~5月

日本葬送文化学会の会報『葬送文化』22号は2月上旬に発行とのことである。 http://www.sosobunka.com/ 私は22号に「コロナ禍と葬儀に与えた影響」という論稿を掲載している。 この論稿は2020年10月下旬より11月初旬にかけて執筆したものに12月18日に必要最低限の補足を行ったものである。 構成 はじめに―コロナ禍の概況 1 新型コロナウイルス感染症とは? 2 COVID—19流行の概況 3 コロナ禍による国内葬儀の変化 4 葬儀の内容の点検と従事者の役割 5 コロナ禍による社会的空... 続きを読む

再度の緊急事態宣言

先に少々の報告を。 ■ポスト掲載の報告 1月4日発売の「週刊ポスト」1月22日号「2021年のニッポンを分断する真っ二つの大論争」という大仰な特集の一つに「親の葬儀『する』か『しない』か?」があり、「しない」派代表として島田裕巳さん、「する」派代表として私、それぞれのコメントが掲載されている。 取材依頼されたときは「葬儀は必要か?」ということだったのでコメントした。この内容は12月23日のブログで述べた。 https://hajime-himonya.com/?p=4963 実際に掲載されたのは「親の葬... 続きを読む

COVID-19の流行の現況と葬儀における感染・クラスターの事例

■感染の現況 COVID₌19は、2020年11月15日現在、次のような感染状況にある。 ●世界 ※COVID-19Dashboard(ジョンズ・ホプキンス大学)による。 感染者(陽性者)数(累計)54,370,186人 死亡者数(累計)     1,317,139人 感染者数で見れば ①米国   11,036,935人 ②インド  8,845,127人 ③ブラジル 5,863,093人 ④フランス 1,915,713人 ⑤ロシア  1,910,149人 死亡者数で見れば ①米国   246,214人 ②... 続きを読む

コロナ禍の社会と葬儀

最初に紹介する記事(「コロナ禍に想う 自粛と自由」を書いたのが7月25日である。今となってはかなり古い。 この原稿が掲載された新聞が刊行されたのは8月のお盆の頃であった。 この後に現況を考える。 ■コロナ禍に想う 自粛と自由 ・第一波と第二波 本原稿を書いているのは2020年7月25日。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の7月の感染者数が緊急事態宣言下の4月を上回り、第二波を迎えている。 第一波ではほとんどの経済活動が停止に追い込まれたのに比して、第二波では、多くの異論はあるもののGo Toキ... 続きを読む