(以下、9日のブログの後半に書いたが、テーマが異なるので分けた) ある僧侶向けの講演会に行ったときのことだ。講演が終わり質疑応答、意見発表で発言した僧侶が「葬式において儀式の有用性を説く必要がある」と語った。その人の意見はそれでいいが、死者や遺族のことを傍らに追いやり儀式の必要性もないだろう、と私は答えた。死という事実、リアリティが欠けたところで、どういうリアリティ、力を儀式はもちうるというのか。 中には檀信徒でもない一般の人が仏教で葬式をしない、と文句を言う僧侶がいる。いわく「葬式文化が失われた」と慨嘆... 続きを読む
年: 2010年
原爆忌にあれこれ思う
きょうは長崎、先日は広島の原爆忌である。65回目となる。私の誕生の半年前の出来事だ。 世界には人類全部を殺戮しても、まだあまる核兵器があるという。人類の未来は一部指導者の手に委ねられている、という事実。それが安全ならばいいが、かなり危ない。 殺され、泣く人間の存在も許されない。「現実感」がなくとも、もっと想像力を働かせていいはずだ。 「核の傘」というバランスは崩れたらそれまでだ。たとえ報復がされてもどんな未来が残されるというのか。一人の人間が狂気に陥った時、誰がどのように阻止する、阻止できるというのか。 ... 続きを読む
夏休みではないのです
今年の夏は暑いです。九州に行っても関西に行っても、そして東京にいても暑いし、蒸します。 ブログの更新を怠っていると、ご心配いただくようで、申し訳ないやら。加齢により、あまり併行しては作業ができず、追いたてられるような生活をしていると、怠りがちです。何か、更新が月1回になってしまっている(トホホ…) このところ少し、ナマケモノの私としてはですが、忙しくしていました。寝る時間も少々短くなっています。 仕事もそうですが、最近は「解がない」ことをつらつら考えていて、時間の感覚をなくしています。でも身体的には特に問... 続きを読む
夏です
梅雨もあけて、夏です。 今年の天候、蒸し暑い、梅雨らしい梅雨があり、 あっというまに晴れて、夏 なんかわかりやすい感じです。 ゲリラ豪雨の被害状況を見ていると、山沿いの町、川の流れる自然が、あっというまに危険地帯になる 危険がいっぱい、という感じ。 鹿児島、北九州、山口、京都、長野、群馬、福島 日本列島縦断ぶり あいかわらず追い込まれた生活 少しの自堕落 深いやりようのなさ うつというのはそれこそ突然襲いかかる。 これに抗するすべはない。 仕事のペースはがた落ち 導眠剤でぐっすり寝る。 このところ事前に頓... 続きを読む
暑中お見舞い
しばらくブログを休んでいました。 忙しいとつい休む、子どもも頃の勉強と一緒です。 蒸し暑いですね。 昨夜、大分から帰りました。 金曜日に福岡、土曜日が北九州、そして日曜日が大分。 行く先々でいろいろな方にお世話になりました。 まとめて感謝申し上げます。 行った先々の写真を下に、おのぼりさんの心境です。 松本の神宮寺の高橋卓志さん 神宮寺葬の豪華パンフレット、見させていただきました。 すごいです。 葬儀社顔負けです。 「お寺も選ばれる時代」ですね。 「檀家は動かない」と言われましたが、いよいよ「檀家も動く」... 続きを読む