「死」と言っても「葬送」と言ってもそれぞれが多様で固有であることは言うまでもない。 死や葬送について論ずる、というのはある半面しか描けない。 そこで具体的な場面を示してみようと思う。これ自体が、あくまでも私個人が感じるものでしかない。基本としてここに描いたものはフィクションである。私の周辺で生じたものが多く含まれているが、当事者の心象に投影して描いている。 過去に書いた短い断章を集めている。だから読まれたものもあるだろう。それぞれがそれそれで読んでくださればいい。1回あたり2編くらいをときどき掲載していく... 続きを読む
年: 2016年
輿や葬列の写真を見たことがありますか? 樹木葬や大震災の遺体安置所の写真も
YouTube「びきまえ」404回更新 https://www.youtube.com/watch?v=bt1p5ulmAxw&feature=em-subs_digest これからは若い人たちの時代だと思う。ここにいる人たちも含め、優秀な40代が育っている。先日会った2人の葬儀にのめり込んでいる連中とか。託すべき人間は育っている。 彼らにどうつなげていくか、それが課題なのだと思う。 さて昨年のことであるが、東京都行政書士会の会報『Puente』vol.16が「特集 少子高齢社会の‘別れ‘を考... 続きを読む
火葬事情の実態
鵜飼秀徳『無葬社会』の書評の中で 最初に書かれた「火葬10日待ちの現実」は少し走りすぎ。昨冬は死亡者数が少なく火葬場経営者が青くなったのは有名な事実。「待ち」が出るのは葬儀時刻帯が似たよりなため混む時刻が決まっていること、東京では斎場(葬儀会館)が少なく、火葬場付きの式場人気が高く競争になること、決して「火葬場が混んでいる」わけではない。また、名古屋が解消したが、本来火葬場を新設または改造したいのだが地域住民の反対によって妨げられている事例だ。将来的には問題がないわけではないが、今の問題ではない。 と... 続きを読む
書評『無葬社会』
YouTubeびきまえ 403回公開。まだ続く?話題は「お布施」「遺族とのコミュニケーション」などなど。 https://www.youtube.com/watch?v=soUJT9kb9Ho 週刊現代2016年12月10日号の書評に『無葬社会』を書いた。依頼が11字詰なのに、おっちょこちょいなものだから19字詰と思い込んで最初書いた。出す段になって気が付いて、詰めに詰めて完成させて送ったのが掲載されたものである。 ここでは掲載されずに終わった幻の書評を掲載することにする。 鵜飼秀徳『無葬社会―... 続きを読む
四畳半からの近況報告 2016.12.14
家は東南の角なのだが、私の籠る四畳半は北に面しているので陽当たりもなく寒い。この部屋で10時から22時半のほとんどを過ごす。家人がいない時はうどん、そば、ラーメンを作って食べる。たまに人に会いに出かける。 夜は酒を呑み、腹筋10回、腕立てふせい10回、その他軽い運動をする。息子が「その年齢で鍛えることはダメ、維持できる程度がいい」と言うので、ほんとうに軽い運動で15分もすれば終わる。たまの外出では、エスカレータはできるだけ避け、階段を歩くようにしている。ときどき誘惑に負けるが。 電車では座らないようにして... 続きを読む