これは2023年1月の国際基督教大学平和研究所でのシンポジウムで発表したものである。 主催者から私が筑豊の子供を守る会の解体後に政治的な学生運動に参加した者として関連して話してほしいという要請があったものであるから、個人史とからめて話した。 また、このときの発表についての原稿もあるので、この際ここに掲載することにする。 1.筑豊の子供を守る会の解体とその後の個人的変遷(発表スライド) 以下の原稿は、この発表用に用意したもので、いわば当日に上記のスライドを用いて口頭で説明した内容に近いものとなっている。 ... 続きを読む
筑豊の子供を守る会 総括2「筑豊の子供を守る会の歴史」
筑豊の子供を守る会の総括2「筑豊の子供を守る会の歴史」を取り上げる。 本稿は2022年にまとめたが、あくまで個人的に会がどのようなものであったのか、当時の資料から整理抜粋してまとめたものである。 これは一般公開していない。関係者にのみ配付したものである。 1960年から始まり67年の解散に至るまでの大まかな経緯を読み取ってもらえると思う。 私の発言もあくまで半世紀以上前の20歳前後のものである。 会員のさまざまな声(当時)も取り上げている。 後期が多いのは私が直接係わったことによる。 私の発言もあくまで当... 続きを読む
筑豊の子供を守る会 総括1 「筑豊の子供を守る会とは?」
はじめに このたび「筑豊の子供を守る会」に触れた新著が出た。 細井勇/城島泰伸『筑豊の生活保護とキリスト教―「制度」か「人間」かをめぐる運動史』(ミネルヴァ書房2023年9月) である。 第12章が細井勇(福岡県立大学特任教授)による「筑豊閉山に伴うキリスト教学生運動『筑豊の子供を守る会』」である。 細井は先に 『編集復刻版「筑豊の子供を守る会」関係資料集成』全8巻(六花出版2022年) の実質編集責任者を務め、そこで解説を書いている。 私は資料集成の作成にあたり細井と知り合い、細井が解説をまとめるにあた... 続きを読む
コロナ禍と葬儀(続)
23年はブログは1月7日以来の更新となる。 この間、別に病気で休養していたわけではない。ただサボっていただけである。 もとより日々老いて衰えていることは事実であるが。 この間のことのいくつかを報告しておこうと思う。 「コロナ禍と葬儀へ与えた影響(続)」の論文発表と講演(YouTube) 再開の最初は、6月に行われた日本葬送文化学会総会で行った講演の報告である。 タイトルは「収束期に入った今、全体を振り返る コロナ禍と葬儀への影響(続)」である。 これは日本葬送文化学会・会誌「葬送文化24」(2023年3月... 続きを読む
厚労省 新型コロナ患者の遺体取扱いガイドラインを正式改正
厚労省ガイドラインを1月6日付けで正式改正 23年1月6日、厚労省は「新型コロナウイルス感染症により亡くなられた方及びその疑いがある方の処置、搬送、葬儀、火葬等に関するガイドライン」を正式に改正、同日、加藤厚労相が記者会見で発表した。 各社発表しているが、NHKを示す。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230106/k10013942851000.html 加藤厚労相の記者会見は以下。 https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/... 続きを読む