火葬事情の実態

鵜飼秀徳『無葬社会』の書評の中で 最初に書かれた「火葬10日待ちの現実」は少し走りすぎ。昨冬は死亡者数が少なく火葬場経営者が青くなったのは有名な事実。「待ち」が出るのは葬儀時刻帯が似たよりなため混む時刻が決まっていること、東京では斎場(葬儀会館)が少なく、火葬場付きの式場人気が高く競争になること、決して「火葬場が混んでいる」わけではない。また、名古屋が解消したが、本来火葬場を新設または改造したいのだが地域住民の反対によって妨げられている事例だ。将来的には問題がないわけではないが、今の問題ではない。 と... 続きを読む

「宇宙葬」の可否?! クイズ番組に出す不見識

昨日の夜クイズ番組を見ていたら、 「宇宙への埋葬は可能か?」(この通りの表現だったかどうかは?だが)という質問が出された。 「可能」が正解とされたが、出題そのものが不見識である。 これはやらせである。「宇宙葬」を手掛ける銀河ステージあたりが仕組んだのだろう。 http://ginga-net.com/plan/space/ 法的規制はない。だから「いい」とは言えない。私はこの「宇宙葬」なるもの、人の夢を利用した「えげつない商法」だと思っている。 事業開始後数年経過して、新しいニュースでもないのに、この会社... 続きを読む

墓、葬式は未だに偏見・差別の対象

昨日19時からジム。1週間に1・2回、各約1時間では効果はまだ見られない。ジムの気分の良さは、汗をたっぷり流し、シャワーを浴び、ついでに頭まで洗ってしまうことだ。身体を動かす、それだけでいい気分だ。机の前で、あーでもない・こうでもない、と頭が煮詰まるのよりずっといい。 昨日、walkingマシーンに乗りながらテレビのチャンナルをいじっていたら、フジテレビが「お墓・葬式100の疑問」という2時間番組をやっていた。マシンを使いながら見ていると、不快感で胸一杯になった。 テレビ局は葬送については相変わらずのゲテ... 続きを読む

「0(ゼロ)葬」批判を書いた

今年の梅雨は「梅雨らしい梅雨」であった。湿度が高く、いつ、どこに雨が降り出すかわからない、という局所的豪雨はあるし、はなはだ不快な毎日だった。 7月22日、きょうから梅雨明け、「夏」到来。湿度さえ低ければ、いいのだが。 島田さんの「0葬」への批判を雑誌に書いた。今週中にも送れるだろう。 島田さんの本が世の中をリードしているのではなく、彼の主張するような環境が生まれ、それを彼が書き、本が売れるという流れだ。 でも彼の提供してくれる話題は、いかにもマスコミが取り上げやすいので、『週刊ポスト』と『週刊現代』がす... 続きを読む

阿呆らしい「宇宙葬」

毎日の夕刊が「宇宙葬」について大々的に報じている。マトモか? こういうのはロマンでもなんでもない。ただ人の夢を収奪した事業じゃないか! いいかげん、こんなのを「自分らしい」なんて賛美するな。 マスコミはこんな阿呆らしい事業に報道することで手を貸している、ということを自覚する必要がある。 それは小さいかもしれないが、宇宙にゴミをばらまく行為だ。 市民運動家ももう少し自覚したほうがいい。 死者を大切にし、死者の夢を大切にすることと、こうしたばかげた事業に手を貸すことは違う。 10年以上前に「サンデー毎日」から... 続きを読む