忙中本を読む

雨が降り、少々寒い日が続きます。ピンポイントの新宿区の予報を見たら、夜9時頃に上がり、明日からまた20度超えの普通の天気になるらしい。 決まってこの時期は忙しいのだが、仕事が乗らないので、つい横に置いてある本を見てしまう。そうした罪悪感を抱きながら見ているのは『大江健三郎 作家自身を語る』(本体1800円、新潮社)尾崎真理子さんという読売新聞の文芸記者がインタビューして、これに大江自身が応えるという形で進む。 大江の初期の作品、大江自体が「観念的な、イマジネーションだけの小説」と振り返る作品は、当時の私を... 続きを読む

死生学?

今朝の道路はいつもに比べて少し空いていました。ゴールデンウイークに突入された方がすでにおいでのようで。少し雨が、東京はきょう曇雨との天気予報。 「連休はどうされますか?」がこの時期の合言葉のようになっていますが、私は変化しません。連日、事務所に出勤しております。葬祭業界に働く人にも連休はありません。 さて「死生学」という言葉が大流行の感がします。アルフォンス・デーケン先生(上智大学名誉教授)がサナトロジー(タナトロギー)を日本語訳に「死生学」と名づけたのが最初。デーケン先生には先生なりの主張があってつけた... 続きを読む

三春の滝桜

陽気がよく、いよいよ冬服とすっかり別れました。 先週はいろいろと忙しい1週間でした。 その中、26日の土曜日には福島県の三春町に行ってきました。 取材でしたが、この三春という町、きれいな川が流れ、花が咲き、街並みも落ち着いていて、素敵な町です。 城下町で、いい意味でのプライドがあります。 郡山で在来線に乗り換え、三春に近づくと散り際のサクラが見えました。 三春と言えば有名な「滝桜」 樹齢千年以上、樹高13.5メートル、根回りがすごく11.3メートル 既にサクラの季節は終わっていましたが、その巨木を見て... 続きを読む

早とちり

このところ他人の話をきちんと理解しないまま言ってしまい失敗することがあります。短気が老化で促進されたのでしょうか。いずれにしても他の方にとっては大迷惑なわけです。おまけに誤解したままの私が激高するのですから、迷惑を通り越してお怒りを招くこともあります。いかんです。これからはできるだけ丁寧に他人の方のお話は聞かないといけない、と自戒しております。それぞれのコンテキストは違うわけで、ついつい自分のコンテキストで聞いてしまうのです。他の方には他のコンテキストがあるわけで、当然にも食い違いが生じます。反省です((... 続きを読む

葉桜

昨日は朝から名古屋 東京同様雨でした。 葬儀の世界も大きく変化していますが、葬祭事業者の錯覚に基づくおかしな現象もたくさんあります。 95年以降の葬儀の個人化の流れは消費者主導で行われ、それに葬祭事業者が追随したところがあります。 講演は1時間ですが、そのほとんどを出席された互助会の方々への批判という形になってしまいました。 鼻白んだ様子で聞いていた顔も散見しましたが、終わった後、同意であると言ってきた方もいて、少しホッとしました。 こちらも歳ですから言うべきことは言っておかないといけない気持ちになってい... 続きを読む